貧血時の生理的反応について正しい記述はどれか。
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正解は3番
解説
貧血時には血液中のヘモグロビン量が低下し、組織への酸素供給能力が低下する。そのため、生体は心拍出量を増加させて組織の酸素不足を代償しようとするため、心拍数が増加し頻脈となることが多い。
選択肢ごとの解説
- 1. これは脳圧亢進時(クッシング現象)や甲状腺機能低下症の説明。本問の貧血時では、組織の酸素不足を代償するために頻脈となる。
- 2. 無尿は腎不全や重度のショックなどによる腎血流量の著しい低下でみられる病態である。
- 3. 正解。貧血時には血液中のヘモグロビン量が低下し、組織への酸素供給能力が低下する。そのため、生体は心拍出量を増加させて組織の酸素不足を代償しようとするため、心拍数が増加し頻脈となることが多い。
- 4. 低血圧そのものはショックや起立性低血圧などの病態で見られるが、単純な貧血の直接的な代償機序としては心拍出量の増加(頻脈)が主体となる。
国試ポイント
貧血と代謝・循環の変動(頻脈)、脳圧亢進時のクッシング現象(徐脈)との対比がよく問われる。
覚え方
貧血は酸素不足を補うために心臓が急ぐ(頻脈)、脳圧亢進は血圧上昇に対して脈が落ちる(徐脈)。
対になる知識
脳圧亢進時にはクッシング現象として徐脈がみられ、貧血時には組織の酸素不足を補うために心拍数が増加して頻脈となる。また、甲状腺機能低下症では徐脈、甲状腺機能亢進症では頻脈を呈するなど、代謝や循環の変動に伴う脈拍の変化は対比して覚える必要がある。
関連知識
クッシング現象は、脳圧亢進時に生じる血圧上昇、徐脈、呼吸異常の三徴候を指す。自律神経系は心拍数を調節しており、交感神経の活動で頻脈、副交感神経(迷走神経)の活動で徐脈となる。