両足の冷感としびれ、歩行中の下腿痛が休息で改善する間欠性跛行、高血圧、喫煙歴があり、ケンプテストが陰性である患者で最も疑われる疾患はどれか。
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正解は1番
解説
喫煙歴や高血圧の危険因子を持ち、下肢の冷え、しびれ、運動時の血管性間欠性跛行を呈する。また神経学的テスト(ケンプテスト)が陰性であることから、末梢の血流障害である閉塞性動脈硬化症が最も妥当である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。喫煙歴や高血圧の危険因子を持ち、下肢の冷え、しびれ、運動時の血管性間欠性跛行を呈する。また神経学的テスト(ケンプテスト)が陰性であることから、末梢の血流障害である閉塞性動脈硬化症が最も妥当である。
- 2. 深部静脈血栓症は下肢の急激な腫脹や疼痛を主訴とすることが多く、間欠性跛行や冷えを主徴とする閉塞性動脈硬化症とは病態が異なる。
- 3. 腰部脊柱管狭窄症でも間欠性跛行を生じるが、多くは前屈で症状が軽減し、本症例のような著しい冷感や動脈硬化の危険因子(喫煙等)は決定的ではない。
- 4. 腰椎椎間板ヘルニアではケンプテストが陽性になることが多く、下肢の冷感や血管性の間欠性跛行は典型的ではない。
国試ポイント
血管性間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)と神経性間欠性跛行(脊柱管狭窄症等)の鑑別、およびリスク因子(喫煙・高血圧)の把握。
覚え方
ASO(閉塞性動脈硬化症)の危険因子=喫煙・高血圧・糖尿病・高脂血症(生活習慣病+タバコ)
対になる知識
下肢の間欠性跛行をきたす代表的な疾患として、血管性の閉塞性動脈硬化症(ASO)と、神経性の腰部脊柱管狭窄症がある。前者は血流不全による冷感や足背動脈の拍動減弱を伴い、後者は前屈で症状が軽減する神経症状を特徴とする。
関連知識
閉塞性動脈硬化症(ASO)は、主に下肢の動脈に動脈硬化が進み、血管の狭窄や閉塞をきたす疾患である。冷感、しびれ、歩行時の虚血性疼痛(間欠性跛行)がみられ、重症化すると潰瘍や壊死に至るため、喫煙や高血圧などの生活習慣の管理が重要である。