小児の気管支喘息について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
気管支喘息の発作時は、気道の炎症や収縮により気管支が狭窄し、吸気よりも呼気の抵抗が増大します。これにより肺内の空気が十分に排出されず、呼気相が延長し、特徴的な喘鳴(wheezing)が聴取されます。これは閉塞性換気障害の典型的な所見です。
選択肢ごとの解説
- 1. 小児気管支喘息はアトピー型が多いです。特に幼児期発症の喘息の多くはアトピー素因が関与しています。 正しくは:小児の気管支喘息は、アトピー型喘息が多い。
- 2. 正解。気管支喘息の発作時には気管支が狭窄するため、空気が肺から出にくくなり、呼気の延長がみられます。
- 3. 発作時には気管支分泌物が粘稠になるのを防ぎ、気道の確保を助けるため、水分摂取を制限するのではなく、むしろ積極的に促します。 正しくは:発作時には水分摂取を積極的に促す。
- 4. 小児気管支喘息は、約半数から7割が思春期までに寛解すると言われています。特に軽症例でその傾向が強いです。 正しくは:思春期までに寛解するのは珍しくない(比較的多い)。
国試ポイント
気管支喘息の病態生理、特に気道閉塞による呼吸生理の変化について理解すること。
混同注意
拘束性換気障害との混同。拘束性換気障害は肺の膨らみにくさが主で、呼吸回数増加や肺活量低下が特徴ですが、気道閉塞による呼気延長は典型的ではありません。
次に同じ論点が出たら
気管支喘息の発作時の呼吸音や呼吸パターンに関する問題が出題された場合、気道狭窄による呼気相延長とそれに伴う喘鳴が重要な所見であることを判断の根拠とします。
覚え方
気管支喘息の発作時の呼吸音や呼吸パターンに関する問題が出題された場合、気道狭窄による呼気相延長とそれに伴う喘鳴が重要な所見であることを判断の根拠とします。
対になる知識
拘束性換気障害との混同。拘束性換気障害は肺の膨らみにくさが主で、呼吸回数増加や肺活量低下が特徴ですが、気道閉塞による呼気延長は典型的ではありません。
関連知識
気管支喘息は、気道過敏性の亢進と可逆性の気道狭窄を特徴とする慢性炎症性疾患です。吸気よりも呼気が障害されるため、発作時には呼気延長、喘鳴、陥没呼吸、起座呼吸などの症状を呈します。