アルブミン

生理学

はじめに

アルブミンは、肝臓で合成される血漿タンパク質の大部分を占める主要な成分です。血液の膠質浸透圧を維持し、水分バランスや物質輸送において極めて重要な役割を果たしています。

何を指すか

アルブミンは血漿タンパク質の大部分を占める主要な成分であり、肝臓の肝細胞で合成されます。血漿の主成分である血漿蛋白の一つとして、膠質浸透圧の維持や各種物質の運搬などを担っています。

しくみ

血中のアルブミンは、血管内の膠質浸透圧を保つことで水分を血管内に保持する働きを持ちます。また、血漿膠質浸透圧の上昇は糸球体ろ過量を減少させる要因としても働きます。

調節と関連

血漿タンパク質の大部分(アルブミン、フィブリノゲン、アルファおよびベータ・グロブリンなど)は肝臓の肝細胞で合成されます。また、血中アルブミン濃度の上昇は血漿膠質浸透圧を高め、腎臓における糸球体ろ過量を減少させる要因となります。

国家試験のポイント

国家試験では、血漿タンパク質の大部分が主に肝臓で合成されることや、アルブミンの主たる生理作用が血液の膠質浸透圧の維持であることが頻出の基本事項として問われます。また、血中アルブミン濃度の上昇が血漿膠質浸透圧を高めて糸球体ろ過量を減少させる機序も出題されます。

間違えやすいところ

アルブミンと他の血漿タンパク質であるフィブリノゲンやグロブリンの生理作用を混同しないよう注意が必要です。フィブリノゲンは血液凝固に関わり、ガンマグロブリンは抗体を産生するBリンパ球によってリンパ組織や骨髄で産生される点と区別することが重要です。

アルブミンが問われる国家試験問題(8問)

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