十二経脈の病証において、咽喉の症状がみられないものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
足の太陽膀胱経の病証では、腰背部の痛みや後頭部のこわばり、下肢の痛みなどが主症状であり、咽喉の症状は通常みられない。足の太陽膀胱経は目から頭頂、背部、下肢後側を通るため、頭項強痛や腰背痛が特徴となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 手の陽明大腸経の病証の説明である。大腸経は咽喉を通るため、歯痛や咽喉の腫痛がみられることがある。
- 2. 足の陽明胃経の病証の説明である。胃経の循行に関連して、顔面部の症状や咽喉の腫痛がみられることがある。
- 3. 正解。足の太陽膀胱経の病証では、腰背部の痛みや後頭部のこわばり、下肢の痛みなどが主症状であり、咽喉の症状は通常みられない。足の太陽膀胱経は目から頭頂、背部、下肢後側を通るため、頭項強痛や腰背痛が特徴となる。
- 4. 手の太陰肺経の病証の説明である。肺系は咽喉を連絡するため、咳や喘息とともに咽喉の腫痛がみられることがある。
国試ポイント
十二経脈の病証において、咽喉症状を伴う経脈と伴わない経脈(特に足の太陽膀胱経など)の区別が問われやすい。
覚え方
膀胱経は「腰・背・頭・足の後ろ」!咽喉は出ない。
対になる知識
咽喉の症状がみられる経脈には手の太陰肺経、手の陽明大腸経、足の陽明胃経、手の少陰心経、足の少陰腎経などがあるのに対し、足の太陽膀胱経は頭項部や腰背部、下肢後側を通るため咽喉症状は現れないという違いがある。
関連知識
足の太陽膀胱経は目の内角に始まり、頭頂を通り、背部を下降して下肢の後側を通る。そのため、腰背痛、後頭部痛、下肢後側の痛みなどが主症状となり、顔面や頭項部の循環に関与する一方で、肺経や胃経のように咽喉を通る経脈とは病証の現れ方が異なる。