目標設定、計画立案、実行、自己修正といった一連の行動プロセスが障害される高次脳機能障害はどれか。
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正解は4番
解説
遂行機能障害は、自ら目標を設定し、それを達成するための計画を立て、実行し、適切に自己修正するといった一連の目的に沿った行動プロセスが円滑に行えなくなる高次脳機能障害である。
選択肢ごとの解説
- 1. 構成失行は、積み木を組み立てたり図形を模写したりする空間的な構成作業が障害される状態である。
- 2. 半側空間無視は、脳損傷巣と反対側の空間にある視覚などの刺激に気づかなくなる障害である。
- 3. これは自分の身体の部位やその左右関係の認識が障害される身体失認の説明である。本問の目標設定、計画立案、実行、自己修正といった一連の目的を持った行動プロセスを自ら統括する能力の障害は、前頭葉損傷などでみられる遂行機能障害である。
- 4. 正解。遂行機能障害は、自ら目標を設定し、それを達成するための計画を立て、実行し、適切に自己修正するといった一連の目的に沿った行動プロセスが円滑に行えなくなる高次脳機能障害である。
国試ポイント
高次脳機能障害の各用語の定義(遂行機能障害、失行、失認、半側空間無視など)を正確に結びつけられるかが問われる。
覚え方
遂行=「目標・計画・実行・修正」のサイクル
対になる知識
目標設定・計画立案・実行・自己修正を司る機能の障害を遂行機能障害という。これに対し、図形模写や立体構成ができない障害を構成失行、片側空間の認識が欠落する障害を半側空間無視といい、それぞれ責任病巣や評価法が異なる。
関連知識
遂行機能障害は主に前頭葉の損傷によって顕著に現れやすい高次脳機能障害である。日常生活における計画的な家事の遂行や、予期せぬトラブルへの柔軟な対応、金銭管理などに大きな支障をきたすため、外部補助手段を用いた訓練が行われる。