ポリモーダル受容器の感受性を高め、痛みを増強する生理活性物質はどれか。
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正解は1番
解説
プロスタグランジンは炎症メディエーターの一つであり、ポリモーダル受容器の感受性を高めて閾値を低下させ、痛みを増強(痛覚過敏)させる作用がある。直接受容器を強く興奮させるというよりは、感受性を高める働きが特徴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。プロスタグランジンは炎症メディエーターの一つであり、ポリモーダル受容器の感受性を高めて閾値を低下させ、痛みを増強(痛覚過敏)させる作用がある。直接受容器を強く興奮させるというよりは、感受性を高める働きが特徴である。
- 2. ヒスタミンは肥満細胞などから放出され、血管透過性亢進や痒みを引き起こす生理活性物質である。
- 3. セロトニンは血小板などから遊離され、血管収縮や痛みの増強・抑制に関与するが、本問の主たる増感物質とは異なる。
- 4. ブラジキニンは強い発痛物質であり、ポリモーダル受容器の受容体に直接作用して強い痛みを生じさせる。
国試ポイント
プロスタグランジンの「受容器の感受性を高める(痛覚過敏)」という作用機序は、NSAIDsの鎮痛メカニズムとあわせてよく問われる。
覚え方
PG(プロスタグランジン)=痛みの感度を「ピグ」っと高める
対になる知識
ブラジキニンはポリモーダル受容器を直接興奮させて強い痛みを生じさせる代表的な発痛物質である。これに対し、プロスタグランジンは単独では強い痛みを生じさせないが、受容器の感受性を高めて痛みを増強させる。
関連知識
プロスタグランジンは細胞膜のリン脂質からアラキドン酸を経てシクロオキシゲナーゼ(COX)の作用により合成される。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、このCOXを阻害することでプロスタグランジンの産生を抑え鎮痛効果を発揮する。