天癸が化生され、生殖機能が備わる生理物質はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
天癸は、腎の精気(腎精)が充実し、一定の年齢に達したときに化生される生理物質です。この天癸が女性では胞宮を、男性では精室を成熟させ、生殖機能(月経や射精など)を促進・維持します。精は生殖を司る最も基本的な物質であり、天癸はその精の一種または精から化生される物質と考えられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 気は生命活動の原動力となるエネルギーであり、生殖機能にも関与しますが、天癸の直接的な化生源ではありません。 正しくは:気は生命活動の原動力であり、臓腑の機能維持や温煦作用など多岐にわたる役割を担うが、天癸の直接的な化生源ではない。
- 2. 血は全身を巡り、臓腑や組織に栄養を供給する生理物質であり、月経にも深く関わりますが、天癸の直接的な化生源ではありません。 正しくは:血は栄養と滋潤の作用を持ち、月経にも深く関わるが、天癸の直接的な化生源ではない。
- 3. 正解。精は腎に蔵され、生殖・発育・成長を司る最も基本的な生理物質です。天癸はこの腎の精気が充実することで化生され、生殖機能の発現・成熟を促進します。
- 4. 水(津液)は身体の液体の総称であり、滋潤作用や代謝調節に関わりますが、天癸の直接的な化生源ではありません。 正しくは:水(津液)は全身を滋潤し、体液のバランスを保つが、天癸の直接的な化生源ではない。
国試ポイント
天癸が腎の精気から化生され、生殖機能の発現・維持に関与することを理解する。
混同注意
気、血、津液(水)も重要な生理物質ですが、生殖機能の発現・成熟に直接関わる「天癸」の化生の源は「精」です。これらは相互に関連するものの、役割が異なります。
次に同じ論点が出たら
「天癸」「生殖機能」「化生」というキーワードがあれば、必ず「精」を選択肢の中心として判断する。
覚え方
「天癸」「生殖機能」「化生」というキーワードがあれば、必ず「精」を選択肢の中心として判断する。
対になる知識
気、血、津液(水)も重要な生理物質ですが、生殖機能の発現・成熟に直接関わる「天癸」の化生の源は「精」です。これらは相互に関連するものの、役割が異なります。
関連知識
女性では天癸の成熟により月経が始まり、閉経期には天癸が枯渇することで月経が停止します。男性では天癸の成熟により精子形成と射精が可能になり、加齢とともに天癸が減少し生殖能力も低下します。天癸は腎精の盛衰と密接に関連しています。