痙直型脳性麻痺でみられる特徴的な歩行様式はどれか。
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正解は3番
解説
痙直型脳性麻痺では股関節の内転筋群や内旋筋群などの緊張が亢進するため、立位や歩行時に両下肢がハサミのように交差する「はさみ脚歩行」を呈する。
選択肢ごとの解説
- 1. 鶏歩は下垂足(腓骨神経麻痺など)により足先が垂れ下がるため、つま先を高く上げて歩く歩行様式である。
- 2. 間歇性跛行は閉塞性動脈硬化症や腰部脊柱管狭窄症などでみられ、歩行に伴う下肢の痛みやしびれにより休息を要する状態である。
- 3. 正解。痙直型脳性麻痺では股関節の内転筋群や内旋筋群などの緊張が亢進するため、立位や歩行時に両下肢がハサミのように交差する「はさみ脚歩行」を呈する。
- 4. 失調歩行は小脳障害などにより、ろれつが回らない症状とともに酩酊者のようにふらついた不安定な歩行をする状態である。本問の痙直型ではなく失調型脳性麻痺などでみられる。
国試ポイント
痙直型脳性麻痺と「はさみ脚歩行」の結びつきは国家試験の定番である。
覚え方
痙直型 = 筋緊張亢進 = はさみ脚歩行
対になる知識
脳性麻痺の病型による歩行様式として、失調型では小脳障害に基づく平衡機能障害による不安定歩行、アテトーゼ型では不随意運動を伴う不規則な歩行、痙直型では筋緊張亢進による両下肢のはさみ脚歩行がみられる。
関連知識
脳性麻痺は、受胎から生後頭蓋内発育が完了するまでの期間に生じた非進行性の脳損傷に起因する。リハビリテーションやボツリヌス療法などを通じて、痙縮の軽減や機能の維持・改善が図られる。