募穴の生理的特徴や臨床的意義について正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
募穴は胸腹部にあり、臓腑の気が集まる場所である。特に陰陽論や臨床的経験則において、腹部にある募穴は六腑の病症の診断と治療に特に有効であるとされることが多い。一方、背部兪穴は五臓の病症に有効とされる。
選択肢ごとの解説
- 1. 四肢末端にあり経気が盛んなのは五兪穴の井穴などの説明である。募穴は胸腹部に分布する。
- 2. 背部に位置して五臓の気が集まるのは背部兪穴の説明である。募穴は胸腹部に位置する。
- 3. 募穴は必ずしも対応する臓腑と同名の経脈上にあるわけではない。例えば、膀胱の募穴である中極や小腸の募穴である関元は任脈上に位置する。
- 4. 正解。募穴は胸腹部にあり、臓腑の気が集まる場所である。特に陰陽論や臨床的経験則において、腹部にある募穴は六腑の病症の診断と治療に特に有効であるとされることが多い。一方、背部兪穴は五臓の病症に有効とされる。
国試ポイント
募穴と背部兪穴の違い(胸腹部か背部か、六腑に有効か五臓に有効か)、および募穴の経脈不一致例(中極、関元など任脈上の募穴)が頻出ポイントとなる。
覚え方
お腹の募穴は六腑に効き、背中の兪穴は五臓に効く(腹募・背兪)
対になる知識
背部兪穴=背部にあり、臓腑の気が注ぐところ。特に五臓の病症の診断や治療に有効とされる。 / 募穴=胸腹部にあり、臓腑の気が集まるところ。特に六腑の病症の診断や治療に有効とされる。
関連知識
募穴と背部兪穴を組み合わせて用いる治療法を「兪募配穴(または前募後兪配穴)」と呼び、陰陽平衡を整えるための代表的な経穴配穴法である。臨床では疾患の診断時の圧痛点としても重要な指標となる。