病気の解説

視神経炎

別名:特発性視神経炎

まず相談する診療科眼科
関係する症状見えにくい・かすむ
この解説の項目5項目

受診の目安

片方(ときに両方)の目の視力が急に落ちる、視野の真ん中が見えにくい、視野の上半分や下半分が欠ける、目を動かすと痛む・目が押される感じがする、といった症状があるときは、早めに眼科を受診してください。

  • 視神経炎は多発性硬化症などの病気の一部として起こることがあります。
  • 両目に重い視力低下を起こすタイプもあります。
  • 見え方に異常があるときは、放置せずに相談してください。

症状だけで病名は判断できません。気になるときは医療機関で診察を受けてください。

出典:日本眼科学会「視神経症(視神経炎)」、MedlinePlus「Optic Nerve Disorders」

基本

概要

視神経炎は、視神経に炎症が起きる病気です。変化は人によって異なり、片目だけが影響を受けることも、両眼に起こることもあります。視力は数日かけて悪化し、色の見え方が変わることがあります。治療を受けることで回復が進む場合があります。原因としては多発性硬化症や視神経脊髄炎(NMO)、MOGAD、感染症、薬の影響などが挙げられますが、多くの場合は原因がはっきりしないこともあります。

主な症状

視神経炎の症状には、視力の低下・欠け、色が見えづらくなること、眼球運動で痛みが強くなることが多くみられます。視力は数日かけて悪化することがあります。色覚が影響を受けることもあります。片方の目に起きることが多いですが、両方に出ることもあります。

検査と診断

診断

診断は医師の評価と磁気共鳴画像法(MRI)を含みます。瞳孔反応の検査や眼底検査で視神経乳頭の腫脹が見えることがあります。周辺視野の検査で視野の欠損が分かることがあります。脳のMRIでは多発性硬化症やMOGAD、NMOの徴候が見られることがあります。必要に応じて脊髄の画像検査が行われることもあります。

治療

治療

治療としてコルチコステロイドを静脈投与することがあります。その後は薬を内服に切り替えることが多いです。これらの薬は回復を早める可能性があります。視力障害が重度で回復がみられない場合には血漿交換が行われることもあります。基礎疾患がある場合は、それらの治療も併せて行うことがあります。

視神経炎と関係する症状

症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。

眼科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:日本眼科学会 目の病気:視神経症(視神経炎) / MedlinePlus: Optic Nerve Disorders(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。