病気の解説
ジカウイルス感染症
受診の目安
次のようなときは、医療機関(内科・感染症内科など)に相談してください。
- 流行している地域から帰国したあとに、発熱、発疹、目の充血(結膜炎)、関節や筋肉の痛み、頭痛などが出た
- 妊娠中または妊娠の可能性があり、本人やパートナーが流行地域に滞在した
受診時は、渡航先と時期を必ず伝えてください。感染しても症状が出ない人が多く、出ても軽いことがほとんどですが、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響が出ることがあります。妊娠中・妊娠の可能性がある方は、流行地域への渡航を控えるよう呼びかけられています。症状だけで病名は判断できず、診断には血液や尿の検査が使われます。
出典:厚生労働省、MedlinePlus(米国国立医学図書館)
基本
概要
ジカウイルス感染症は、ほとんどの人が無症状ですが、症状が出る場合は軽いことが多い感染症です。重症で入院が必要になることはまれで、死亡もまれとされています。
主な症状
症状がある場合は軽いことが多く、急性の症状として現れることがありますが、重症化は稀です。無症状の人も多く、感染に気づかないことがあります。
検査と診断
診断
診断には血液検査や尿検査が用いられ、ウイルスの遺伝子を増やして検出するPCR検査と、血中の抗体を調べる検査が行われます。症状が現れてから1~2週間以内に検査を受けると検出されやすいです。妊婦さんで定期検査を行うべきとは限らず、地域や曝露リスクが高い場合に検査を医師が勧めることがあります。
治療
治療
ジカウイルス感染症に対する特別な薬はなく、治療は支持療法です。安静・脱水予防のための水分補給・解熱・痛み止めとしてアセトアメノフェンが使われる場合があります。デング熱の疑いがある場合にはNSAIDsの使用を避けることが推奨されることがあります。妊婦さんの場合、胎児の発育を観察するために超音波検査を定期的に行うことがあることがあります。
経過と生活
予防
妊婦さんは、ジカウイルスの流行地域への旅行を控えるべき場合があります。地域が流行しているかどうかを医師と相談し、蚊の刺咬を避ける対策をとることが重要です。ワクチンはありません。地域の感染予防は蚊の駆除と刺咬予防にかかっています。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省 ジカウイルス感染症について / MedlinePlus Zika Virus(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。