病気の解説
ノロウイルス感染症
受診の目安
ノロウイルス感染症では、臨床像として、潜伏期間は約1〜2日で、嘔気・嘔吐・下痢を主な症状とします。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
ノロウイルス感染症はノロウイルスを原因とする感染症です。主な感染経路は糞口感染や、病原体に汚染された食品の摂取による経口感染です。主な症状は嘔吐や下痢などの胃腸炎状況で、腹痛や頭痛、発熱を伴うこともあります。潜伏期間はおよそ1〜2日程度です。
主な症状
臨床像として、潜伏期間は約1〜2日で、嘔気・嘔吐・下痢を主な症状とします。腹痛や頭痛、発熱がみられることもあります。
原因
ノロウイルスはカリシウイルス科ノロウイルス属の1本鎖RNAウイルスです。ノロウイルス感染は糞便や嘔吐物を介した感染、汚染された食品の摂取、加熱が不十分な二枚貝類の生食や調理を通じて起こり得ます。
病態
ノロウイルスは糞口感染や食品を通じて体内に入り、胃腸に炎症を起こすことで嘔吐や下痢といった症状を引き起こします。
検査と診断
診断
診断には便検体などからの迅速検査キットによる抗原検出や、ウイルス遺伝子の検出が使われます。
経過と生活
予防
予防としては、食品を十分に加熱すること、手洗いや調理器具の洗浄・消毒を徹底すること、吐物・便の処理を適切に行うことが挙げられます。汚染された衣類の処理や消毒には次亜塩素酸ナトリウムの使用や加熱処理が有効とされています。ノロウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、流水と石鹸を使った手洗いを徹底します。
ノロウイルス感染症と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
感染症内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: JIHS(旧NIID)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。