病気の解説

後縦靱帯骨化症

別名:後縦靭帯骨化症

まず相談する診療科整形外科
この解説の項目6項目

受診の目安

後縦靱帯骨化症では、首の痛みや肩甲骨周辺の痛み、上肢のしびれや痛みがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、整形外科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

後縦靱帯骨化症は、脊椎にある後縦靱帯が骨化し、脊髄や神経根を圧迫する病気です。この病気は、頚椎、胸椎、腰椎のいずれにも発生しますが、特に頚椎での発症が多いです。50歳前後での発症が一般的で、男性に多く見られます。糖尿病の人に発症しやすいことも知られています。

主な症状

後縦靱帯骨化症の初期症状には、首の痛みや肩甲骨周辺の痛み、上肢のしびれや痛みがあります。症状が進行すると、下肢にも影響が出て、手指の動きがうまくできなくなったり、つまづきやすくなったりすることがあります。また、排尿や排便に関する問題も現れることがあります。

原因

後縦靱帯が骨化する原因はまだはっきりとは分かっていませんが、遺伝的要因やホルモンの異常、カルシウムやビタミンDの代謝異常、糖尿病などが関与していると考えられています。特に家族内での発症が多いことから、遺伝子の影響が疑われています。

検査と診断

検査

後縦靱帯骨化症の診断には、整形外科医による神経学的な診察が重要です。X線撮影で骨化の有無を確認し、必要に応じてCTやMRIを使って詳しく調べます。これにより、神経の圧迫の程度や部位を把握することができます。

治療

治療

後縦靱帯骨化症の治療は、症状の程度に応じて異なります。初期のしびれや痛みには消炎鎮痛剤が使われますが、症状が進行して日常生活に支障が出る場合は手術が考慮されます。手術方法には、骨化を残して脊柱管を拡大する方法や、骨化を摘出する方法があります。

整形外科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: 日本脳神経外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。