病気の解説
感染性心内膜炎
受診の目安
感染性心内膜炎では、急性感染性心内膜炎では、突然の高熱や頻脈、疲労が見られ、心不全の症状が現れることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに循環器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
感染性心内膜炎は、心臓の内膜に細菌や真菌が感染する病気です。通常、血流に侵入した細菌が心臓弁に付着し、感染を引き起こします。特に、異常や損傷のある心臓弁や人工弁は感染しやすくなります。
主な症状
感染性心内膜炎の症状は、急性と亜急性で異なります。急性感染性心内膜炎では、突然の高熱や頻脈、疲労が見られ、心不全の症状が現れることがあります。亜急性感染性心内膜炎では、軽い発熱や体重減少、発汗、貧血などの微妙な症状が数ヶ月続くことがあります。
原因
感染性心内膜炎は、血流に細菌が侵入することによって引き起こされます。皮膚や口の粘膜に傷ができると、細菌が血流に入ることがあります。また、特定の外科的や歯科的処置も細菌が血流に入る原因となることがあります。
リスク因子
感染性心内膜炎のリスクが高い人には、違法薬物を注射する人や免疫機能が低下している人、人工弁や心臓デバイスを使用している人が含まれます。また、心臓の先天異常やリウマチ熱による心臓弁の損傷もリスク因子です。
検査と診断
診断
感染性心内膜炎の診断には、心エコー検査や血液培養検査が用いられます。特に、発熱があるが明確な感染源が見つからない場合に心内膜炎が疑われます。血液検査では、細菌の有無を調べ、心エコー検査では心臓弁の状態を確認します。
治療
治療
感染性心内膜炎の治療には、抗菌薬の静脈内投与が一般的です。通常、2週間から8週間の間、入院して治療が行われます。場合によっては、心臓手術が必要になることもあります。
経過と生活
予防
感染性心内膜炎のリスクが高い人には、特定の処置を受ける前に抗菌薬が処方されることがあります。これにより、感染を予防することができます。
経過・予後
感染性心内膜炎は、治療を受けないとほぼ常に死に至る病気です。しかし、適切な治療を受ければ、多くの人が回復することができます。
感染性心内膜炎と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
循環器内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。