病気の解説
汎血球減少症
受診の目安
汎血球減少症では、赤血球が減ると貧血の症状が現れ、酸素を体全体に運ぶ力が不足します。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、血液内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
汎血球減少症は、赤血球・白血球・血小板の3つの血球がそろって減ってしまう状態です。最初は2つだけ減っていることもあり、時間とともに3つ全てが減少するケースもあります。原因はさまざまで、適切な治療のためには原因を特定することが重要です。
主な症状
赤血球が減ると貧血の症状が現れ、酸素を体全体に運ぶ力が不足します。めまい・頭痛・倦怠感・動悸などがみられることがあります。白血球が減ると感染症にかかりやすくなることがあります。血小板が減ると出血しやすくなり、あざや鼻血、月経過多などが起きやすくなることがあります。
原因
汎血球減少症は、血球がつくる力が落ちる病気や、血球の消費・破壊が進むことなどが原因となります。病気や治療薬、栄養不足などが関係することがあり、複数が関連している場合もあります。
検査と診断
検査
検査では、基礎疾患や薬の使用歴を確認したうえで原因を探ります。血液検査で赤血球・白血球・血小板の数を調べ、肝臓や脾臓の問題がないかも調べます。場合により骨髄検査を行い、腸骨から採取した骨髄組織を観察して、がん細胞の有無や造血の状態を確認します。
治療
治療
汎血球減少症の治療は、原因に応じて行います。病気が原因ならその病気の治療を進めます。血液のがんや再生不良性貧血などの場合、造血幹細胞移植が必要になるケースもあります。薬剤が原因と判断されれば、疑わしい薬剤を中止して血液細胞の回復を慎重に観察します。
使われる薬
特定の薬剤の使用が原因となって汎血球減少症を起こすことがあります。代表的な薬剤として、抗菌薬やNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)、向精神薬などが挙げられます。
血液内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。