病気の解説

多発性骨髄腫

別名:原発性マクログロブリン血症、形質細胞性骨髄腫、骨髄腫

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受診の目安

多発性骨髄腫では、骨の痛みが中心的な症状としてよく見られます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、血液内科を受診してください。

基本

概要

多発性骨髭腫は、形質細胞が増えることで起こる病気です。骨を傷つけることが多く、背中のあたりや肋骨、腰の骨などに痛みが出ることがあります。痛み以外は、起きてくる合併症によって現れることが多いです。

主な症状

骨の痛みが中心的な症状としてよく見られます。痛み以外の症状は、合併症が原因で現れることがあります。

病態

骨密度が低下して骨が弱くなることがあり、これにより骨折の可能性が高まります。腎臓へ抗体断片が集まることや、尿中の軽鎖が増えることがあり、腎機能障害を含むさまざまな影響を引き起こすことがあります。

検査と診断

診断

診断には、臨床検査や骨髄生検、X線・MRI・CTなどの画像検査を組み合わせて行います。血液・尿中のタンパク質電気泳動法や免疫電気泳動法が特に有用です。IgGや IgA の測定も行われます。

治療

治療

治療では、コルチコステロイドや免疫調節薬、プロテアソーム阻害薬などを組み合わせて使います。モノクローナル抗体も多くの場合、他の薬と併用します。必要に応じて造血幹細胞移植や、痛みの対策として放射線治療を行うことがあります。合併症の治療や予防、病気の進行を遅らせることが治療の目的です。

経過と生活

経過・予後

根治的な治療法はなく、治療を行えば一定の効果が得られることが多いです。診断後の生存期間は個人差がありますが、治療の進歩により長く生きる人も増えています。腎臓の問題や特定のタンパク質の血中濃度、遺伝的特徴などで生存期間が影響を受けます。ビスホスホネート系薬剤の投与や成長を促す薬、痛みの軽減薬などで生活の質が向上することがあります。

血液内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。