病気の解説

淋菌性結膜炎

まず相談する診療科眼科感染症内科
この解説の項目5項目

受診の目安

淋菌性結膜炎では、眼瞼が腫れ高度な結膜充血や浮腫を伴い、ビロード状の偽膜ができることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに眼科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

淋菌性結膜炎は、淋菌感染による急性の膿性結膜炎です。ヒトのみに感染し、健常な粘膜上皮に接着して侵入します。男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎などを起こし、不妊の原因になることもあるとされています。

主な症状

眼瞼が腫れ高度な結膜充血や浮腫を伴い、ビロード状の偽膜ができることがあります。白黄色・クリーム色の膿性眼脂がみられ、特に多量の膿性眼脂が特徴です。発症初期には角膜へ炎症が広がり、角膜潰瘍や場合によって角膜穿孔を起こすことがあります。

検査と診断

検査

結膜眼脂の塗抹検鏡で好中球に貪食されたソラマメ形のグラム陰性双球菌がみられることがあります。診断を確定するには培養検査が必須で、薬剤耐性菌が多いため薬剤感受性検査も重要です。必要に応じて免疫クロマトグラフィを用いた迅速診断キットや、遺伝子検出試薬キットを用いた同時検出が活用されることもあります。

治療

治療

治療を適切に行わないと角膜炎が進行して角膜穿孔・失明につながるおそれがあります。淋菌は多剤耐性化が進んでいるため、薬剤感受性検査の結果をもとに抗菌薬を選択します。角膜潰瘍がある場合には全身投与を積極的に行います。角膜が穿孔した場合には角膜移植などの外科的治療を検討しますが、まずは十分な抗菌薬投与が必要です。淋菌性結膜炎は性感染症であることが多く、確定診断後にはパートナーの感染の有無を確認・治療することが推奨されるとされています。

眼科で扱うほかの病気

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。