卵巣動脈の由来について正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
卵巣動脈は腹部大動脈(第2腰椎の高さ付近)から直接分岐し、卵巣提索(懸垂靱帯)を通って卵巣に血液を供給する。男性の精巣動脈に相当する。
選択肢ごとの解説
- 1. これは内腸骨動脈の説明または混同。内腸骨動脈からは子宮動脈や腟動脈などが分岐し骨盤内臓器を養うが、卵巣動脈の直接の起源ではない。
- 2. これは外腸骨動脈の説明。外腸骨動脈は下肢へ向かう動脈であり、鼠径靱帯を過ぎて大腿動脈に移行する。
- 3. これは子宮動脈の説明。子宮動脈は内腸骨動脈の枝であり、卵巣動脈とは吻合を形成するが、卵巣動脈自体の起始血管ではない。
- 4. 正解。卵巣動脈は腹部大動脈(第2腰椎の高さ付近)から直接分岐し、卵巣提索(懸垂靱帯)を通って卵巣に血液を供給する。男性の精巣動脈に相当する。
国試ポイント
卵巣動脈が腹大動脈から直接分岐するという点は、他の骨盤内臓器の血管(内腸骨動脈由来が多い)との違いとして国家試験に非常によく出題される。
覚え方
「精巣・卵巣動脈」は腹大動脈から直接ダイレクトに分岐する
対になる知識
卵巣動脈は腹部大動脈から直接分岐して骨盤内へと下行し、卵巣や卵管に血液を供給する。これに対し、子宮動脈は内腸骨動脈の前枝から分岐して子宮に血液を供給する。生殖器への動脈供給において腹部大動脈直由来と内腸骨動脈由来の区別は極めて重要である。
関連知識
卵巣提索(骨盤漏斗靭帯)の内部には、腹大動脈から分岐した卵巣動静脈や神経が走行している。また、子宮円索は子宮角から起こり鼠径管を通って大陰唇に至る索状物である。