卵巣を骨盤側壁に固定し、内部に卵巣動静脈や神経を通している構造はどれか。
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正解は1番
解説
卵巣提索(懸垂靱帯)は、骨盤壁から卵巣の上端を結ぶ腹膜のひだであり、内部に卵巣動静脈や神経、リンパ管を通しながら卵巣を骨盤側壁に支持している。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。卵巣提索(懸垂靱帯)は、骨盤壁から卵巣の上端を結ぶ腹膜のひだであり、内部に卵巣動静脈や神経、リンパ管を通しながら卵巣を骨盤側壁に支持している。
- 2. これは子宮を骨盤壁に左右から支える前額面の腹膜のひだの説明。卵巣自体を骨盤側壁に懸垂しているのは卵巣提索である。
- 3. これは卵巣と子宮を結ぶ索状物(固有卵巣靱帯)の説明。卵巣動静脈を通すのは卵巣提索である。
- 4. これは子宮底の前外側から起こり鼠径管を通って大陰唇に至る索状物の説明。卵巣を骨盤側壁に固定するものではない。
国試ポイント
卵巣提索と固有卵巣索の内容・走行の違いが頻出。卵巣動静脈がどちらを通るかを問われやすい。
覚え方
提索(ていさく)には血管が“テイ”サル(提留する)
対になる知識
卵巣を骨盤側壁に固定し、卵巣動静脈や神経を包んで運ぶ索状構造は卵巣提索である。これに対し、卵巣と子宮の後面を結ぶ線維性結合組織は固有卵巣索であり、子宮を前方に引き上げる役割を持つのは子宮円索である。
関連知識
卵巣提索は骨盤上口の側方にあり、腎動脈の下方から分岐した卵巣動脈や静脈叢、自律神経線維がこの中を通って卵巣に達する。臨床的には骨盤手術の際や卵巣動脈の結紮部位として重要な解剖学的ランドマークとなる。