外傷とその原因の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
股関節脱臼は、交通事故などで膝がダッシュボードに衝突し、大腿骨が後方に強く押されることで発生することが多く、特に後方脱臼が典型的である。これは股関節が屈曲・内転位で外力が加わることで生じる。
選択肢ごとの解説
- 1. 手舟状骨骨折は手関節掌屈ではなく、過伸展(背屈)強制により発生することが多い。 正しくは:手舟状骨骨折手関節過伸展
- 2. 正解。車内のダッシュボードへの膝の衝突は、大腿骨が後方に強く押し付けられ、股関節後方脱臼を発生させる典型的な機序である。
- 3. 上腕骨顆上骨折は、上肢の急激な牽引ではなく、転倒して肘を伸ばしたまま手をつくことで発生することが多い。上肢の急激な牽引では肘内障(橈骨頭亜脱臼)が多い。 正しくは:上腕骨顆上骨折転倒し肘伸展位での手掌着地
- 4. 第5中足骨基部裂離骨折は足部外がえし(強制内反)により、短腓骨筋腱の牽引で発生する。 正しくは:第5中足骨基部裂離骨折足部内がえし(強制内反)
国試ポイント
外傷の発生機序と損傷部位の典型的な組み合わせを理解すること。特に交通事故による外傷パターンは重要。
混同注意
股関節脱臼の機序として、股関節屈曲・内転・内旋位での後方からの衝撃が最も一般的であることと、股関節前方脱臼の機序(過伸展・外転・外旋位)との区別。
次に同じ論点が出たら
外傷の発生機序に関する問題が出た場合、具体的な動作や外力の方向と関節の安定性・構造的特徴を結びつけて考える。
覚え方
外傷の発生機序に関する問題が出た場合、具体的な動作や外力の方向と関節の安定性・構造的特徴を結びつけて考える。
対になる知識
股関節脱臼の機序として、股関節屈曲・内転・内旋位での後方からの衝撃が最も一般的であることと、股関節前方脱臼の機序(過伸展・外転・外旋位)との区別。
関連知識
手舟状骨骨折は手関節の過伸展(転倒して手をつくなど)で生じやすい。上腕骨顆上骨折は小児に多く、転倒して肘を伸ばしたまま手をつく(介達外力)ことで発生し、上肢の急激な牽引では肘内障が多い。第5中足骨基部裂離骨折は足関節の強制内反(足関節捻挫)で短腓骨筋腱が基部を剥離することで生じる。