心臓の壁内を巡った静脈血を集め、右心房に開口するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
心臓自体の栄養を担ったあとの静脈血の大部分は、心臓の裏面(後面)にある冠状静脈洞に集められ、最終的に右心房へ開口する。冠状静脈洞の開口部には冠状静脈洞弁(テベシウス弁)が存在する。
選択肢ごとの解説
- 1. これは肺でガス交換を行ったあとの動脈血を左心房へ還流する血管の説明。右心房に開口するのは静脈血を集めた血管である。
- 2. 正解。心臓自体の栄養を担ったあとの静脈血の大部分は、心臓の裏面(後面)にある冠状静脈洞に集められ、最終的に右心房へ開口する。冠状静脈洞の開口部には冠状静脈洞弁(テベシウス弁)が存在する。
- 3. これは頭頸部や上肢などの上半身の静脈血を右心房へ集める大血管の説明。心臓壁の静脈血を集めるのは冠状静脈洞である。
- 4. これは腹部や下肢などの下半身の静脈血を右心房へ集める大血管の説明。心臓壁の静脈血を集めるのは冠状静脈洞である。
国試ポイント
冠状静脈洞が「右心房」に開口することを確実に覚える。左心房と混同させやすいので注意する。
覚え方
かんぞう(冠状静脈洞)はうしんぼう(右心房)へ
対になる知識
心臓の壁内を巡った静脈血は主に心臓の静脈系に集められ、冠状静脈洞を介して右心房に開口する。これに対し、全身の静脈血は上大静脈および下大静脈を経て右心房に流入し、肺で酸素化された血液は肺静脈を通って左心房に流入する。
関連知識
冠状静脈洞は心臓の裏面(冠状溝の後方)にある太い静脈の還流路であり、大心臓静脈や小心臓静脈、中心臓静脈などの血液を集めて直接右心房へと注ぐ。心筋自体の代謝によって生じた静脈血を本幹へ戻す極めて重要な血管である。