胃液分泌を促進するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
食物が口腔粘膜を刺激すると、迷走神経を介した神経性調節により、アセチルコリンが分泌され、胃腺からの胃液分泌が促進されます。これは胃液分泌の頭相にあたる重要な機序です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。食物が口腔粘膜を刺激すると、迷走神経を介した反射(頭相)によりアセチルコリンが分泌され、胃液分泌が促進されます。
- 2. セクレチンは十二指腸のS細胞から分泌されるホルモンで、胃液分泌を抑制し、膵液や胆汁の分泌を促進する作用があります。 正しくは:セクレチン分泌の増加は胃液分泌を抑制する。
- 3. 交感神経活動の増加は、一般に消化管の運動および分泌を抑制する方向に働きます。胃液分泌も抑制されます。 正しくは:副交感神経活動(迷走神経)の増加が胃液分泌を促進する。
- 4. 酸が十二指腸粘膜を刺激すると、セクレチンの分泌が促進され、胃液分泌は抑制されます。これは十二指腸が過度な酸性環境にならないためのフィードバック機構です。 正しくは:酸による十二指腸粘膜の刺激は胃液分泌を抑制する。
国試ポイント
胃液分泌の調節機構(特に頭相、胃相、腸相の各段階における神経性・液性因子)を理解することが重要です。
混同注意
胃液分泌促進因子と抑制因子、消化管ホルモンの作用、自律神経系の作用を混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
胃液分泌に関する問題が出た場合、刺激がどの相(頭相、胃相、腸相)で生じているか、またそれが神経性か液性か、促進作用か抑制作用かを確認して判断します。
覚え方
胃液分泌に関する問題が出た場合、刺激がどの相(頭相、胃相、腸相)で生じているか、またそれが神経性か液性か、促進作用か抑制作用かを確認して判断します。
対になる知識
胃液分泌促進因子と抑制因子、消化管ホルモンの作用、自律神経系の作用を混同しないように注意が必要です。
関連知識
胃液分泌は頭相、胃相、腸相の3相に分けられ、それぞれ迷走神経、ガストリン、セクレチンなどの液性因子が複雑に作用します。頭相では迷走神経反射が主導し、胃相では胃壁伸展や消化物中のアミノ酸刺激でガストリンが分泌促進され、腸相では十二指腸からのセクレチンやコレシストキニンが分泌を調節します。