L5-S1椎間板ヘルニアに伴う下肢の痛みに対し、その局所治療として選択される経穴はどれか。
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正解は1番
解説
L5-S1間の椎間板ヘルニアによる下肢痛に対しては、足太陽膀胱経の経穴であり腰背部の痛みに広く用いられる委中が局所治療穴として選択される。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。L5-S1間の椎間板ヘルニアによる下肢痛に対しては、足太陽膀胱経の経穴であり腰背部の痛みに広く用いられる委中が局所治療穴として選択される。
- 2. 合谷は手陽明大腸経の原穴であり、頭面部の疾患や上肢の症状などに用いられ、下肢痛の局所治療穴ではない。
- 3. 曲池は手陽明大腸経の合穴であり、上肢の疾患や皮膚疾患などに用いられ、下肢痛の局所治療穴ではない。
- 4. 足三里は足陽明胃経の合穴であり、下肢の前外側の症状や胃腸疾患などに用いられるが、腰下肢痛の局所治療穴ではない。
国試ポイント
椎間板ヘルニアの好発高位と障害神経根の対応(L4-L5間=L5神経根、L5-S1間=S1神経根)、およびそれぞれの放散痛領域に対応する経穴(足三里・委中)の選定が問われる。
覚え方
腰痛・下肢後面の痛み=委中(いちゅう)
対になる知識
腰椎椎間板ヘルニアの好発高位による神経根症状と局所治療穴の対比を覚える。L4-L5間ヘルニアによるL5神経根症状(下腿外側から足背の痛み・しびれ)に対しては足三里などが用いられる。これに対し、L5-S1間ヘルニアによるS1神経根症状(下腿後面から足底の痛み・しびれ)に対しては、下肢後面に位置する委中が局所治療穴として適切である。
関連知識
委中は足の太陽膀胱経の合穴であり、「腰背は委中に求む」という古典的記載が存在するほど、腰背部から下肢後面に放散する疼痛や坐骨神経痛に対して広く応用されてきた重要な経穴である。解剖学的にも膕窩中央に位置し、安全かつ効果的な施術部位となる。