肘内障の臨床的特徴として正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
肘内障は、乳幼児(特に1〜6歳)の手を強く引っ張った際に、未発達な橈骨頭が輪状靭帯から抜け出して亜脱臼を起こす病態である。骨折を伴わないため、外観上の腫脹や変形は典型的にはみられない。
選択肢ごとの解説
- 1. 学童期ではなく、主に1歳から6歳までの乳幼児に好発する。成長に伴い輪状靭帯が発達するため自然に発生しなくなる。
- 2. 肘内障では、骨折や脱臼に伴うような肉眼的な腫脹は通常みられない。腫脹がみられる場合は上腕骨顆上骨折などを疑う。
- 3. 徒手整復の際、整復完了時に橈骨頭が元の位置に戻ることで、しばしばクリック音(嵌頓音)を触知または聴取する。
- 4. 正解。肘内障は、乳幼児(特に1〜6歳)の手を強く引っ張った際に、未発達な橈骨頭が輪状靭帯から抜け出して亜脱臼を起こす病態である。骨折を伴わないため、外観上の腫脹や変形は典型的にはみられない。
国試ポイント
「乳幼児」「橈骨頭の亜脱臼」「腫脹なし」「牽引が原因」のキーワードと病態のセットが国家試験で頻出する。
覚え方
肘内障は「1〜6歳の幼児」「引っ張る」「輪状靭帯」「腫れない」で覚える。
対になる知識
肘内障の好発年齢は1〜6歳の乳幼児であり、発生機序は腕を強く引っ張られた際に橈骨頭が輪状靭帯から亜脱臼することである。これに対し、強い外力による肘関節の脱臼や骨折では著明な腫脹や変形を伴う。
関連知識
整復手技は、前腕の回外位を保ちながら肘関節を屈曲させることで行われる。整復時にはしばしばカチッというクリック音が触知され、整復後は速やかに上肢を動かすようになり予後は極めて良好である。