股関節後方脱臼が発生しやすい肢位と状況の組合せで正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
股関節後方脱臼は、自動車の衝突事故などで膝がダッシュボードに強く打ちつけられた際、股関節が屈曲・内転・内旋位をとっているため、大腿骨頭が後方へ押し出されて発生することが最も多い。
選択肢ごとの解説
- 1. 屈曲・外転・外旋位は前方脱臼の肢位であり、後方脱臼の「屈曲・内転・内旋位」とは異なる。
- 2. 正解。股関節後方脱臼は、自動車の衝突事故などで膝がダッシュボードに強く打ちつけられた際、股関節が屈曲・内転・内旋位をとっているため、大腿骨頭が後方へ押し出されて発生することが最も多い。
- 3. 過伸展・外転・外旋位は股関節前方脱臼の典型的な受傷肢位。本問の股関節後方脱臼は屈曲・内転・内旋位で発生する。
- 4. 軽度伸展・内転位は典型的な後方脱臼の発生肢位ではない。後方脱臼は必ず股関節が屈曲した状態での軸方向への外力で生じる。
国試ポイント
股関節脱臼の方向と肢位の対応関係(後方脱臼=屈曲・内転・内旋、前方脱臼=過伸展・外転・外旋)が国家試験でよく問われる。
覚え方
後方脱臼は「屈曲・内転・内旋(ダッシュボード事故)」で覚える。
対になる知識
股関節後方脱臼が発生しやすい典型的な肢位は屈曲・内転・内旋位であり、ダッシュボード事故などが原因となる。これに対し、股関節前方脱臼が発生しやすい肢位は過伸展・外転・外旋位である。
関連知識
股関節後方脱臼の受傷時には、坐骨神経障害による足関節の運動麻痺や感覚障害の合併に注意が必要である。また、整復が遅れると大腿骨頭壊死のリスクが著しく高まるため、早急な整復が求められる。