機械刺激と温熱刺激を同時に与える特殊鍼法はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
灸頭鍼法は、鍼の頭部を棒状に加工したもので、刺入せずに皮膚に押し当てることで機械的刺激を与えます。同時に、鍼を温めることで温熱刺激も与えることができ、機械刺激と温熱刺激を同時に応用する特殊鍼法として知られています。この複合刺激が、治療効果を高めることが期待されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 小児鍼法は、主に小児を対象とした鍼法で、鍉鍼やローラー鍼などを用いて皮膚を軽く接触刺激するもので、刺入はしません。機械的刺激は与えますが、温熱刺激を同時に与えることを特徴とはしません。 正しくは:小児鍼法は、刺入しない接触刺激や摩擦刺激を主体とした鍼法であり、温熱刺激の併用は特徴ではありません。
- 2. 正解。灸頭鍼法は、鍼の頭部が棒状になっており、これを皮膚に押し当てて機械的刺激を与えます。さらに、この鍼を温めて使用することで温熱刺激も同時に付与することが可能であり、機械刺激と温熱刺激を同時に与える特殊鍼法に該当します。
- 3. 皮内鍼法は、ごく短い鍼を皮膚内に刺入したまま留置し、持続的な機械的刺激を与える鍼法です。温熱刺激を主目的とするものではなく、また同時に温熱刺激を与えることを特徴とはしません。 正しくは:皮内鍼法は、鍼を皮内に留置し持続的な機械的刺激を与える鍼法であり、温熱刺激の併用は特徴ではありません。
- 4. 鍼通電療法は、刺入した鍼に低周波などの電流を通じ、電気刺激を与える鍼法です。機械刺激や温熱刺激とは異なり、電気刺激が主な作用です。温める目的で通電することもありますが、主な刺激の種類は電気刺激であり、機械刺激と温熱刺激を同時に与える特殊鍼法としては適切ではありません。 正しくは:鍼通電療法は、鍼を通して電気刺激を与える治療法です。
国試ポイント
特殊鍼法の種類とそれぞれの刺激方法、適応について正確に覚えることが重要です。特に、機械刺激と温熱刺激の組み合わせを持つ灸頭鍼法の特徴を理解しておく必要があります。
混同注意
皮内鍼法や小児鍼法も特殊鍼法ですが、刺激の種類や方法が異なります。皮内鍼法は持続的な機械刺激を目的とし、小児鍼法は非侵襲的な接触刺激を主とします。灸頭鍼法は温熱と機械刺激の同時作用が特徴です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出題された場合は、「機械刺激」と「温熱刺激」のキーワードが同時に提示されているかを確認し、その両方を満たす鍼法として「灸頭鍼法」を選択します。他の鍼法の刺激特性と混同しないように注意します。
覚え方
今後同様の問題が出題された場合は、「機械刺激」と「温熱刺激」のキーワードが同時に提示されているかを確認し、その両方を満たす鍼法として「灸頭鍼法」を選択します。他の鍼法の刺激特性と混同しないように注意します。
対になる知識
皮内鍼法や小児鍼法も特殊鍼法ですが、刺激の種類や方法が異なります。皮内鍼法は持続的な機械刺激を目的とし、小児鍼法は非侵襲的な接触刺激を主とします。灸頭鍼法は温熱と機械刺激の同時作用が特徴です。
関連知識
温熱刺激を利用する鍼法としては他に灸法がありますが、灸法は艾を燃焼させる熱刺激が主であるのに対し、灸頭鍼法は金属の鍼を介した伝導熱と機械刺激の組み合わせです。鍼通電療法は電気刺激を用いる点で異なります。