側弯症の検査において、体前屈時に片側の背部に隆起が認められるテストはどれか。
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正解は2番
解説
側弯症の検査として広く知られているのがアダムス・テストである。被検者を立位または座位から体前屈させ、後方から観察すると、脊柱の回旋に伴って片側の肋骨や腰部が隆起して観察される。この所見は側弯症のスクリーニングにおいて非常に重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. ニュートン・テストは、側臥位で骨盤の上方から圧迫を加えて仙腸関節の疼痛を誘発する検査である。仙腸関節障害の鑑別に用いられ、側弯症の体前屈による背部隆起を調べる検査ではない。
- 2. 正解。側弯症の検査として広く知られているのがアダムス・テストである。被検者を立位または座位から体前屈させ、後方から観察すると、脊柱の回旋に伴って片側の肋骨や腰部が隆起して観察される。この所見は側弯症のスクリーニングにおいて非常に重要である。
- 3. パトリック・テストは、仰臥位で検査側の股関節を屈曲・外転・外旋させ、反対側の下肢が浮かないかをみる検査である。股関節疾患や仙腸関節障害の検査に用いられ、側弯症の検査ではない。
- 4. ラセーグ・テストは、仰臥位で膝関節を伸展したまま下肢を挙上し、坐骨神経領域に疼痛が誘発されるかをみる検査である。坐骨神経痛や根性腰痛の評価に用いられ、側弯症の検査ではない。
国試ポイント
側弯症といえば「アダムス・テスト(体前屈時の肋骨・背部隆起)」という結びつきを問う。整形外科的検査法の名称と適応疾患の組み合わせとして定番である。
覚え方
背中(Adam)の盛り上がりでアダムス・テスト。
対になる知識
側弯症のスクリーニング検査としてはアダムス・テストが行われ、体前屈時に片側の肋骨や背部の隆起を確認する。これに対し、胸椎や腰椎の後弯症では体前屈時に背部の丸みが全体として強調される点に違いがある。
関連知識
思春期特発性側弯症は女子に好発し、学校の健康診断などで背部の非対称性や肋骨隆起をきっかけに発見されることが多い。脊柱の三次元的な側方への弯曲と椎体の回旋変形が病態の本体であり、早期発見と経過観察が重要である。