本虚標実証に含まれるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
肝陽上亢は、肝腎陰虚により肝陰が不足し、肝陽を抑制できずに亢進する病態であり、「本虚標実」に典型的に分類されます。具体的には、肝陰虚という「本虚」を基盤に、肝陽上亢という「標実」が生じるためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝鬱気滞は、肝の疏泄機能失調による気のスムーズな流れが阻害された病態であり、基本的には「実証」に分類される。本虚標実証ではない。 正しくは:実証。
- 2. 正解。肝陽上亢は、肝腎陰虚による陰液の不足(本虚)が原因で、肝陽が抑制されずに上昇する(標実)病態であり、本虚標実証の典型例である。
- 3. 肝火犯肺は、肝の火熱が肺に波及し、咳や胸痛などを引き起こす病態であり、基本的に「実証」に分類される。本虚標実証ではない。 正しくは:実証。
- 4. 心肝火旺は、心と肝の火熱がともに亢盛する病態であり、基本的には「実証」に分類される。本虚標実証ではない。 正しくは:実証。
国試ポイント
臓腑の病理と本虚標実、標本緩急の概念を理解し、典型的な病証を分類できるようにする。
混同注意
虚実夾雑の概念と混同しやすいが、本虚標実は虚証が根本にあり、そこから派生した実証が同時に存在する病態を指す。虚実夾雑は虚と実が混じり合っている状態全般を指すより広い概念である。
次に同じ論点が出たら
「本虚標実」を問われた場合、虚証が根本にあり、それによって実証が引き起こされている病態であるかを確認する。
覚え方
「本虚標実」を問われた場合、虚証が根本にあり、それによって実証が引き起こされている病態であるかを確認する。
対になる知識
虚実夾雑の概念と混同しやすいが、本虚標実は虚証が根本にあり、そこから派生した実証が同時に存在する病態を指す。虚実夾雑は虚と実が混じり合っている状態全般を指すより広い概念である。
関連知識
肝臓の病証には、肝気鬱結、肝火上炎、肝血虚、肝陰虚、肝陽上亢などがあり、それぞれが虚実の分類において異なる側面を持つ。特に肝陰虚は肝陽上亢の本虚となることが多い。