有痕灸を避けるべき部位はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
有痕性瘢痕は創傷治癒過程で線維組織が過剰に増殖し、ケロイドや肥厚性瘢痕として残るものを指す。頬部は血行が豊富で皮膚の緊張も比較的少なく、安静が保たれやすいため、瘢痕形成のリスクが低い部位である。一方、胸骨部など皮膚の緊張が強い部位は瘢痕形成のリスクが高い。
選択肢ごとの解説
- 1. 頭頂部は毛髪で覆われており、皮膚の張力も中程度で、安静が保たれやすいため、有痕性瘢痕を避けるべき部位とは一般的に言えない。
- 2. 爪根部は皮膚が薄く、爪の成長に影響を与える可能性はあるが、一般的に有痕性瘢痕の好発部位ではない。また、指先の細かな作業が多いため、保護が難しい部位ではある。
- 3. 正解。頬部は血行が豊富で皮膚の緊張が比較的少なく、安静が保たれやすいため、有痕性瘢痕(特にケロイドや肥厚性瘢痕)を避けるべき部位とは言えず、むしろ瘢痕が目立ちにくい部位である。
- 4. 胸骨部は皮膚の張力が非常に強く、肥厚性瘢痕やケロイドの好発部位として知られているため、有痕性瘢痕を避けるべき部位である。 正しくは:胸骨部は有痕性瘢痕を避けるべき部位であるため、選択肢として不適切。
国試ポイント
体表の各部位における創傷治癒特性と瘢痕形成のリスクを理解すること。特に、肥厚性瘢痕やケロイドの好発部位を覚える。
混同注意
有痕性瘢痕(瘢痕が残ること)と、治療後の瘢痕治癒が良好で目立たない無痕性治癒との区別。また、肥厚性瘢痕とケロイドの鑑別。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、皮膚の張力、血行の豊富さ、安静の保ちやすさ、関節運動によるストレスの有無といった因子を考慮して、瘢痕形成のリスクが高い部位と低い部位を判断する。
覚え方
同様の問題が出た場合は、皮膚の張力、血行の豊富さ、安静の保ちやすさ、関節運動によるストレスの有無といった因子を考慮して、瘢痕形成のリスクが高い部位と低い部位を判断する。
対になる知識
有痕性瘢痕(瘢痕が残ること)と、治療後の瘢痕治癒が良好で目立たない無痕性治癒との区別。また、肥厚性瘢痕とケロイドの鑑別。
関連知識
肥厚性瘢痕やケロイドは、胸骨部、肩、上腕外側、耳垂などに好発する。これらの部位は皮膚の張力が強く、関節運動による牽引ストレスを受けやすい。逆に、顔面(頬部、眼瞼など)は比較的瘢痕が目立ちにくい。