上肢の病的反射はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
トレムナー反射は、手指の他動的な屈曲刺激により、母指が内転・屈曲する現象で、錐体路障害を示唆する上肢の病的反射です。下肢の病的反射であるバビンスキー反射の、上肢における同等物として捉えられます。刺激と反応の部位から上肢の反射と判断されます。
選択肢ごとの解説
- 1. バビンスキー反射は、足底外側を刺激することで母趾が背屈する下肢の病的反射であり、上肢の反射ではありません。 正しくは:バビンスキー反射は下肢の病的反射である。
- 2. チャドック反射は、足関節外果の下方を刺激することで母趾が背屈する下肢の病的反射であり、上肢の反射ではありません。 正しくは:チャドック反射は下肢の病的反射である。
- 3. 正解。トレムナー反射は、手指の他動的屈曲刺激により母指が内転・屈曲する反応であり、上肢の錐体路障害を示唆する病的反射です。
- 4. ゴードン反射は、腓腹筋を強く圧迫することで母趾が背屈する下肢の病的反射であり、上肢の反射ではありません。 正しくは:ゴードン反射は下肢の病的反射である。
国試ポイント
上肢と下肢の代表的な病的反射の種類と、それぞれの検査手技の概要を覚えることが重要です。特に錐体路障害を示唆する反射の区別が問われます。
混同注意
バビンスキー反射は下肢の病的反射であり、トレムナー反射は上肢の病的反射です。これらはどちらも錐体路障害を示唆しますが、検査部位が異なります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問いが出た際は、提示された反射が上肢に対する刺激で誘発されるものか、下肢に対する刺激で誘発されるものかを確認し、それぞれの代表的な反射名を判断基準とします。
覚え方
今後同様の問いが出た際は、提示された反射が上肢に対する刺激で誘発されるものか、下肢に対する刺激で誘発されるものかを確認し、それぞれの代表的な反射名を判断基準とします。
対になる知識
バビンスキー反射は下肢の病的反射であり、トレムナー反射は上肢の病的反射です。これらはどちらも錐体路障害を示唆しますが、検査部位が異なります。
関連知識
バビンスキー反射、チャドック反射、ゴードン反射、オッペンハイム反射、シェーファー反射はすべて下肢の病的反射(バビンスキー徴候群)であり、錐体路障害を示唆します。一方、トレムナー反射やホフマン反射は上肢の病的反射です。