結核対策で早期発見を目的とするのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
定期健康診断は、結核の発病者を早期に発見し、適切な治療介入を行うことで、重症化や集団感染の拡大を防ぐことを目的とします。特に集団生活を送る施設や、発症リスクの高い集団において有効な対策です。
選択肢ごとの解説
- 1. 結核登録は、既に結核と診断された患者の情報を登録し、発生状況の把握や治療管理、対策の評価に用いるものであり、早期発見そのものを目的とするものではありません。早期発見の後に実施される対策の一部です。 正しくは:結核登録は、結核患者の管理や疫学調査を目的とします。
- 2. 正解。定期健康診断は、自覚症状のない段階で結核患者を発見し、早期に治療を開始することで、病状の進行を防ぎ、他者への感染拡大を抑制することを主な目的とします。これは二次予防に該当します。
- 3. 定期予防接種(BCGワクチン接種)は、結核菌への感染や発病を未然に防ぐ一次予防策であり、既に発病している人を「早期発見」する目的ではありません。特に乳幼児の重症結核予防が目的です。 正しくは:定期予防接種は、結核の発病を予防することを目的とします。
- 4. 家庭訪問指導は、結核患者が診断され治療が開始された後に、服薬状況の確認、生活環境の改善指導、感染拡大防止のための指導などを行うものであり、早期発見を目的とするものではありません。治療の継続支援や再発予防、二次感染予防が主目的です。 正しくは:家庭訪問指導は、治療継続や感染拡大防止、生活支援を目的とします。
国試ポイント
結核対策における一次予防(感染予防)、二次予防(早期発見・早期治療)、三次予防(再発予防・社会復帰)のそれぞれの段階で、具体的な対策がどれに該当するかを覚えることが重要です。
混同注意
「予防接種」は発病そのものを予防する一次予防であり、「健康診断」は既に発病している可能性のある人を早期に発見する二次予防である点で区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
結核対策に関する問題が出た場合、「早期発見」というキーワードがあれば、診断やスクリーニングに関する選択肢(例:健康診断、健診、検査)に着目して判断します。一方で「感染予防」であれば予防接種や感染対策、「治療介入」であれば服薬指導や登録制度といった観点から判断します。
覚え方
結核対策に関する問題が出た場合、「早期発見」というキーワードがあれば、診断やスクリーニングに関する選択肢(例:健康診断、健診、検査)に着目して判断します。一方で「感染予防」であれば予防接種や感染対策、「治療介入」であれば服薬指導や登録制度といった観点から判断します。
対になる知識
「予防接種」は発病そのものを予防する一次予防であり、「健康診断」は既に発病している可能性のある人を早期に発見する二次予防である点で区別が必要です。
関連知識
結核の予防接種はBCGワクチンであり、主に乳幼児の重症結核(粟粒結核や結核性髄膜炎)を予防します。健康診断には胸部X線検査や喀痰検査が含まれ、早期発見に寄与します。登録は罹患者の管理、家庭訪問指導は治療中断防止や服薬指導が主目的です。