大腸の生理的特徴について正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
消化管内水分の大部分(約90%以上)は小腸で吸収され、残りの水分が大腸で吸収されて糞便が形成される。大腸は水分と電解質の吸収を主な機能としており、生理学的な水分処理において小腸が圧倒的な役割を担っている。
選択肢ごとの解説
- 1. 腸内細菌はビタミンB群やビタミンKを合成するが、すべてのビタミンを合成するわけではない。
- 2. 大蠕動は1日に数回程度(通常1〜3回)起こるものであり、数十回のような高頻度ではない。
- 3. 正解。消化管内水分の大部分(約90%以上)は小腸で吸収され、残りの水分が大腸で吸収されて糞便が形成される。大腸は水分と電解質の吸収を主な機能としており、生理学的な水分処理において小腸が圧倒的な役割を担っている。
- 4. これは誤り。大腸は消化酵素を分泌しない構造であり、蛋白質分解酵素の分泌は主に胃や小腸で行われる。
国試ポイント
大腸の主な機能(水分・電解質吸収、消化酵素非分泌、腸内細菌によるビタミンK・B群合成)は国家試験で頻出である。
覚え方
大腸=水・菌・便(水分吸収、腸内細菌、便形成、消化酵素なし)
対になる知識
消化管における水分と栄養素の取り扱いは部位によって異なる。小腸は消化管内腔に分泌された水分や食事由来の水分の大半を吸収し、さまざまな栄養素を完全に消化・吸収する主たる場である。これに対し大腸は残余の水分や電解質を回収する。
関連知識
大腸は盲腸、結腸、直腸から構成され、表面には結腸ひも、結腸膨起、腹膜垂という独自の形態的特徴が認められる。小腸と比較して絨毛は存在せず、主として水分と電解質の吸収および糞便の固形化・貯留を担っている。