くる病の治療で適切でないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
くる病はビタミンD欠乏により骨の石灰化障害が生じる疾患であり、副腎皮質ホルモンは骨吸収を促進し骨形成を抑制するため、くる病の治療には不適切である。むしろ骨粗鬆症などを誘発する可能性があり、禁忌に近い。
選択肢ごとの解説
- 1. くる病はビタミンD欠乏が主な原因であるため、ビタミンDの投与は最も基本的な治療法であり適切である。
- 2. 運動は骨に物理的な負荷をかけることで骨形成を促進し、骨密度を維持・向上させる効果があるため、くる病の治療において補助的に適切である。
- 3. 日光浴は皮膚でのビタミンD合成を促すため、くる病の治療において、ビタミンD欠乏の改善に有効であり適切である。
- 4. 正解。副腎皮質ホルモンは骨吸収を促進し、骨形成を抑制するため、くる病の治療には不適切である。むしろ骨病変を悪化させる可能性がある。 正しくは:副腎皮質ホルモンではなく、ビタミンDやカルシウムを投与する。
国試ポイント
くる病の治療の基本は、不足しているビタミンDを補給し、骨の石灰化を促すことである。副腎皮質ホルモンの骨代謝への影響を理解する。
混同注意
ビタミンD欠乏によるくる病と、副甲状腺機能亢進症や腎性骨異栄養症による骨病変の治療は異なる。特にステロイドの骨への影響は多くの疾患で考慮されるため注意が必要。
次に同じ論点が出たら
くる病の治療では、ビタミンDの補給、カルシウム摂取の促進、日光浴や運動といった骨代謝を促進する介入が基本であることを押さえ、骨代謝を悪化させる可能性のある治療法が提示された場合は適切でないと判断する。
覚え方
くる病の治療では、ビタミンDの補給、カルシウム摂取の促進、日光浴や運動といった骨代謝を促進する介入が基本であることを押さえ、骨代謝を悪化させる可能性のある治療法が提示された場合は適切でないと判断する。
対になる知識
ビタミンD欠乏によるくる病と、副甲状腺機能亢進症や腎性骨異栄養症による骨病変の治療は異なる。特にステロイドの骨への影響は多くの疾患で考慮されるため注意が必要。
関連知識
ビタミンDは皮膚での合成(日光浴)と食事からの摂取が重要である。活性型ビタミンDは腎臓で産生される。副腎皮質ホルモンは免疫抑制作用や抗炎症作用がある一方で、骨粗鬆症や糖尿病などの副作用がある。