反復する回転性めまいをきたしやすい疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
メニエール病は、内耳の内リンパ水腫を病態とする疾患であり、回転性めまい、難聴、耳鳴、耳閉感を主症状とします。内リンパ水腫による内耳の圧上昇が反復するため、めまい発作も反復性を示すことが特徴的です。
選択肢ごとの解説
- 1. 貧血はめまいを引き起こすことがありますが、回転性めまいではなく、立ちくらみのような非回転性めまいが主です。また、反復性というよりは持続性や体位変化による増悪が特徴です。 正しくは:貧血は非回転性のめまいや倦怠感、動悸などをきたします。
- 2. 髄膜炎は発熱、頭痛、項部硬直などの髄膜刺激症状を主とする疾患であり、めまいを主症状とすることは稀です。特に反復性の回転性めまいの原因とはなりません。 正しくは:髄膜炎は発熱、頭痛、項部硬直などの髄膜刺激症状をきたします。
- 3. 正解。メニエール病は内リンパ水腫により、回転性めまい、難聴、耳鳴、耳閉感が反復して出現する特徴的な疾患です。
- 4. 脳幹梗塞は、回転性めまいを引き起こすことがありますが、通常は反復性ではなく、発症後は持続性のめまいや運動失調、眼振、複視などの他の脳神経症状や錐体路症状を伴います。反復性めまいを主訴とすることは稀です。 正しくは:脳幹梗塞では持続性のめまいに加え、他の脳神経症状や運動失調などを伴うことが多いです。
国試ポイント
反復性回転性めまいの原因疾患としてメニエール病を確実に覚えることが重要です。メニエール病の四主症状(めまい、難聴、耳鳴、耳閉感)も頻出です。
混同注意
良性発作性頭位めまい症(BPPV)も反復性めまいですが、特定の頭位変化で誘発され、持続時間が短い点が異なります。前庭神経炎はめまいが持続し、難聴を伴わない点で異なります。
次に同じ論点が出たら
反復性の回転性めまいというキーワードに加え、難聴、耳鳴り、耳閉感の有無を確認し、メニエール病の診断基準と照らし合わせて判断します。
覚え方
反復性の回転性めまいというキーワードに加え、難聴、耳鳴り、耳閉感の有無を確認し、メニエール病の診断基準と照らし合わせて判断します。
対になる知識
良性発作性頭位めまい症(BPPV)も反復性めまいですが、特定の頭位変化で誘発され、持続時間が短い点が異なります。前庭神経炎はめまいが持続し、難聴を伴わない点で異なります。
関連知識
メニエール病の診断基準や治療法(薬物療法、生活指導、手術療法)も関連知識として学習しておくべきです。特に、発作時のめまいに対する鎮静薬や制吐薬、予防的治療としての利尿薬などが重要です。