女性に多く発症するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫疾患であり、甲状腺機能低下症を来すことがあります。自己免疫疾患は一般的に女性に多く、橋本病も男女比が1:20〜30と圧倒的に女性に多く発症します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。橋本病は自己免疫性疾患であり、男女比が1:20〜30と圧倒的に女性に多く発症するため、本問の正答となります。
- 2. 尿崩症は抗利尿ホルモン(ADH)の分泌異常または作用異常による疾患であり、性差はあまりないとされています。中枢性尿崩症と腎性尿崩症に分類されますが、特定の性別に偏りがあるわけではありません。 正しくは:尿崩症は性差があまりなく、男性にも女性にも発症します。
- 3. 先端巨大症は成長ホルモン(GH)の過剰分泌による疾患で、下垂体腫瘍が原因となることが多いです。男女比に大きな差はなく、ほぼ同等に発症するとされています。 正しくは:先端巨大症は男女差があまりなく、ほぼ同等に発症します。
- 4. 原発性アルドステロン症は副腎皮質からのアルドステロン過剰分泌による疾患で、高血圧の原因となります。男女比に大きな差はなく、ほぼ同等に発症するとされていますが、やや女性に多いとする報告もありますが、橋本病ほど顕著な性差ではありません。 正しくは:原発性アルドステロン症は男女差があまりなく、ほぼ同等に発症します。
国試ポイント
甲状腺疾患、特に橋本病の疫学(女性に多いこと)と自己免疫性疾患の基本的な特徴を理解することが重要です。
混同注意
同じく甲状腺疾患であるバセドウ病も女性に多いですが、橋本病とは病態(機能亢進と低下)が異なります。
次に同じ論点が出たら
「女性に多い内分泌疾患」に関する問題が出た場合、自己免疫性甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病)や、副甲状腺機能亢進症などが選択肢にあるかを重点的に確認します。
覚え方
「女性に多い内分泌疾患」に関する問題が出た場合、自己免疫性甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病)や、副甲状腺機能亢進症などが選択肢にあるかを重点的に確認します。
対になる知識
同じく甲状腺疾患であるバセドウ病も女性に多いですが、橋本病とは病態(機能亢進と低下)が異なります。
関連知識
女性に多い自己免疫疾患には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)などがあります。性ホルモンやX染色体の不活化パターンなどが関与していると考えられています。