ウイルス性肝炎で生の貝類の摂取により最も感染しやすいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
A型肝炎ウイルスは主に糞口感染するため、ウイルスに汚染された水や食品(特に加熱が不十分な魚介類、中でも生の貝類はウイルスを濃縮しやすい)を摂取することで感染が拡大しやすい。牡蠣などの二枚貝は、濾過摂食により水中のウイルスを体内に蓄積する特性があるため、生食により感染リスクが高まる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。A型肝炎ウイルスは糞口感染であり、ウイルスに汚染された生の貝類が主要な感染源となる。
- 2. B型肝炎ウイルスは主に血液、体液、性行為による感染であり、生の貝類の摂取では通常感染しない。 正しくは:B型肝炎の主な感染経路は血液・体液感染(輸血、注射針の使い回し、性行為、母子感染)である。
- 3. C型肝炎ウイルスは主に血液感染であり、輸血や注射針の使い回しなどが主な感染経路で、生の貝類の摂取では感染しない。 正しくは:C型肝炎の主な感染経路は血液感染(輸血、注射針の使い回し)である。
- 4. E型肝炎ウイルスも糞口感染ではあるが、日本では主に加熱不十分な豚肉、イノシシ肉、シカ肉などの摂取が感染源となる。生の貝類からの感染は稀である。 正しくは:E型肝炎は糞口感染だが、日本では主に豚肉や野生動物の肉の生食による。生の貝類からの感染は少ない。
国試ポイント
A型肝炎ウイルスの感染経路が糞口感染であり、食品、特に生の貝類が感染源となることを覚える。
混同注意
B型、C型、E型肝炎の感染経路との区別。B型、C型は主に血液・体液感染、E型も糞口感染だが、本邦では加熱不十分な豚肉・イノシシ肉・シカ肉などが多い。
次に同じ論点が出たら
「生の貝類」というキーワードが来たら、まず糞口感染のA型肝炎を疑う。他の肝炎ウイルスとの感染経路の違いを明確に理解しているかを確認する。
覚え方
「生の貝類」というキーワードが来たら、まず糞口感染のA型肝炎を疑う。他の肝炎ウイルスとの感染経路の違いを明確に理解しているかを確認する。
対になる知識
B型、C型、E型肝炎の感染経路との区別。B型、C型は主に血液・体液感染、E型も糞口感染だが、本邦では加熱不十分な豚肉・イノシシ肉・シカ肉などが多い。
関連知識
A型肝炎は急性肝炎のみで慢性化しないこと。ワクチンによる予防が可能であること。E型肝炎も糞口感染だが、日本では主に豚肉やシカ肉など野生動物の肉の生食で感染すること。