バックハンドストロークによる肘の外側部痛を主訴とする患者で、痛みの原因となる筋として最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は1番
解説
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、手関節の繰り返し伸展や前腕の回外動作によって上腕骨外側上顆の付着部に負荷がかかり発生する。その主要な原因筋・好発罹患筋は短橈側手根伸筋であり、同部の微小断裂や変性が生じる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、手関節の繰り返し伸展や前腕の回外動作によって上腕骨外側上顆の付着部に負荷がかかり発生する。その主要な原因筋・好発罹患筋は短橈側手根伸筋であり、同部の微小断裂や変性が生じる。
- 2. 上腕二頭筋は肘関節の屈曲および前腕の回外に作用する筋であり、肘外側上顆炎の原因筋とは異なる。
- 3. 腕橈骨筋は前腕の屈曲および中間位への回旋に作用するが、上腕骨外側上顆炎の主たる責任筋ではない。
- 4. 総指伸筋も外側上顆に付着するが、テニス肘で最も中心的な原因となるのは短橈側手根伸筋である。
国試ポイント
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の原因筋として「短橈側手根伸筋」を確実に記憶させる定番問題。
覚え方
テニスで(外側)短く(短橈側)ボールを返す
対になる知識
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は手関節の伸展や回外運動の繰り返しにより外側上顆部に生じ、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)は手関節の屈曲運動の繰り返しにより内側上顆部に生じる。スポーツ障害や労働災害としてそれぞれの発生機序が異なる。
関連知識
上腕骨外側上顆には、短橈側手根伸筋をはじめとする手関節伸筋群の総腱が付着している。そのため、バックハンドストロークなどの動作で強い牽引ストレスが反復して加わることで、外側上顆炎が引き起こされ、CozenテストやMill'sテストなどの誘発検査が陽性となる。