過度な運動による下腿内側の痛みを訴えるシンスプリントに対し、局所治療穴として適切な経穴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は1番
解説
シンスプリントは脛骨内縁の過労性骨膜炎であり、下腿内側に痛みを認める。内踝尖上3寸、脛骨内側縁後方に位置する三陰交(脾経)は、下腿内側の局所治療穴および足3陰経の交会穴として適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。シンスプリントは脛骨内縁の過労性骨膜炎であり、下腿内側に痛みを認める。内踝尖上3寸、脛骨内側縁後方に位置する三陰交(脾経)は、下腿内側の局所治療穴および足3陰経の交会穴として適切である。
- 2. 曲池は肘部外側にある経穴であり、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)などの上肢の疾患に用いられる。
- 3. 少海は肘部内側にある心経の合穴であり、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)などの局所治療に用いられる。
- 4. 足三里は膝蓋骨下方・外側に位置する胃経の合穴であり、下肢の遠隔治療や胃腸疾患に広く用いられる。
国試ポイント
スポーツ障害の発生部位と、それに対応する経穴の局所的位置関係を問う出題。
覚え方
シン(親)に三(さん)交わる内側
対になる知識
三陰交は内踝尖の上3寸、脛骨内側縁の後方に位置し、足太陰脾経の経穴でありながら足の三陰経が交わる重要な交会穴である。これに対し、曲池は肘窩外側にあり上肢の疾患に、足三里は膝蓋骨下方で下肢前外側の疾患に用いられ、部位や適応が異なる。
関連知識
シンスプリントは、過度なランニングやジャンプ動作を伴うスポーツを行う選手に多発する脛骨過労性骨膜炎の総称である。脛骨の下方内側縁に沿って痛みが現れ、骨膜への持続的な牽引ストレスが主な原因となるため、局所への適切な鍼灸治療や安静が重要となる。