動脈血における酸素飽和度の正常値はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
動脈血酸素飽和度(SpO2またはSaO2)は、血液中のヘモグロビンのうち酸素と結合しているヘモグロビンの割合を示します。健康な成人では、肺でのガス交換が効率的に行われるため、動脈血はほぼ完全に酸素と結合しており、その正常値は約97%とされています。
選択肢ごとの解説
- 1. 約67%は動脈血酸素飽和度の正常値としては低すぎる値であり、重度の低酸素血症を示唆します。 正しくは:約97%
- 2. 約77%は動脈血酸素飽和度の正常値としては低すぎる値であり、中等度から重度の低酸素血症を示唆します。 正しくは:約97%
- 3. 約87%は動脈血酸素飽和度の正常値としては低すぎる値であり、軽度から中等度の低酸素血症を示唆します。90%を下回ると臨床的に介入が必要となることが多いです。 正しくは:約97%
- 4. 正解。健康な成人における動脈血酸素飽和度の正常値は95%以上とされており、約97%は適切な値です。これは、肺でのガス交換が効率的に行われている状態を示します。
国試ポイント
動脈血酸素飽和度の正常値と、その臨床的意義を理解すること。特に、90%以下は低酸素血症の指標となることを覚える。
混同注意
静脈血酸素飽和度(正常値は約75%)や、パルスオキシメータの測定限界(末梢循環不全時など)と混同しやすい。また、COPDなどの慢性呼吸器疾患患者では、正常値の基準が異なる場合がある。
次に同じ論点が出たら
動脈血酸素飽和度に関する問題が出題された場合は、まず患者の基礎疾患や病態がないかをチェックし、正常値または目標値が設定されているかどうかを確認して判断する。
覚え方
動脈血酸素飽和度に関する問題が出題された場合は、まず患者の基礎疾患や病態がないかをチェックし、正常値または目標値が設定されているかどうかを確認して判断する。
対になる知識
静脈血酸素飽和度(正常値は約75%)や、パルスオキシメータの測定限界(末梢循環不全時など)と混同しやすい。また、COPDなどの慢性呼吸器疾患患者では、正常値の基準が異なる場合がある。
関連知識
酸素解離曲線、低酸素血症の病態と症状、パルスオキシメータの原理と限界、動脈血ガス分析の他の項目(PaO2, PaCO2, pHなど)。