膵癌の診断補助に広く用いられる腫瘍マーカーはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
CA19-9は膵癌に対して比較的高い感度を示し、膵癌患者の多くで高値を示すため、スクリーニングや診断補助、治療効果判定に広く用いられている腫瘍マーカーである。
選択肢ごとの解説
- 1. CA125は主に卵巣癌などの婦人科系腫瘍で高値を示す腫瘍マーカーであり、膵癌の指標としては用いない。
- 2. CEAは大腸癌や胃癌などの消化器系悪性腫瘍一般で上昇しやすい腫瘍マーカーであり、膵癌特異的なものではない。
- 3. 正解。CA19-9は膵癌に対して比較的高い感度を示し、膵癌患者の多くで高値を示すため、スクリーニングや診断補助、治療効果判定に広く用いられている腫瘍マーカーである。
- 4. AFPは肝細胞癌や生殖細胞腫瘍で特異的に高値を示す代表的な腫瘍マーカーであり、膵癌のマーカーではない。
国試ポイント
消化器系の腫瘍マーカーの対応関係(膵癌=CA19-9、肝癌=AFP、大腸癌・胃癌=CEA、卵巣癌=CA125)を正確に結びつけられるかが問われる。
覚え方
すい(膵癌)は「CA19-9(ジュウキュウ)」の九九で覚える。
対になる知識
主な消化器系悪性腫瘍の腫瘍マーカーの対比として、膵癌には「CA19-9」、肝細胞癌には「AFP」、卵巣癌には「CA125」、そして消化器癌全般に広く用いられる「CEA」がある。それぞれの癌種に応じたマーカーを組み合わせて診断や経過観察の補助とする。
関連知識
膵癌は早期発見が極めて困難であり、腹痛や黄疸などの自覚症状が出現した時点ですでに進行していることが多い。診断にはCA19-9などの腫瘍マーカーに加え、腹部超音波検査、造影CT検査、超音波内視鏡検査(EUS)などの画像診断が必須であり、確定診断には病理組織学的検査が必要となる。