非結核性抗酸菌症について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
非結核性抗酸菌症は、その病原体が環境中に広く存在し、多様な菌種が関与するため、抗菌薬感受性も多岐にわたる。さらに、病変部位への薬剤移行性が不良な場合や、宿主の免疫状態など複数の要因が絡み合い、治療が長期にわたるにもかかわらず根治に至らないケースが多く、難治性であると認識されている。
選択肢ごとの解説
- 1. 非結核性抗酸菌症は女性に多い傾向がある。特に中高年女性、痩せ型の女性に多く見られる。 正しくは:女性に多い。
- 2. 非結核性抗酸菌症は、主に土壌や水などの環境中に存在する菌を吸入・摂取することで感染するため、人から人への直接的な感染は稀である。 正しくは:人から人へは感染しない(稀である)。
- 3. 正解。非結核性抗酸菌症は多剤併用療法を長期にわたり行っても、治療効果が得られにくい場合や再発を繰り返すことが多く、難治性の疾患として知られている。
- 4. 非結核性抗酸菌症では、薬剤治療が無効な場合や、喀血などの合併症を伴う局所病変に対して、肺切除術が治療選択肢となることがある。 正しくは:肺切除の対象となることがある。
国試ポイント
非結核性抗酸菌症の疫学、感染経路、治療の特性(難治性)、および外科的治療の適応について理解すること。
混同注意
非結核性抗酸菌症は結核菌と類似の症状を示すが、感染経路、薬剤感受性、治療法、および公衆衛生上の重要性において異なる点を理解する必要がある。
次に同じ論点が出たら
非結核性抗酸菌症の治療に関する問題が出題された場合は、治療が長期にわたること、多剤併用療法が必要であること、そして難治性であることを念頭に置く。
覚え方
非結核性抗酸菌症の治療に関する問題が出題された場合は、治療が長期にわたること、多剤併用療法が必要であること、そして難治性であることを念頭に置く。
対になる知識
非結核性抗酸菌症は結核菌と類似の症状を示すが、感染経路、薬剤感受性、治療法、および公衆衛生上の重要性において異なる点を理解する必要がある。
関連知識
非結核性抗酸菌症の主要な病原菌種(Mycobacterium avium complex: MACなど)、主な臨床病型(肺病変、リンパ節炎、播種性病変など)、治療薬の種類(クラリスロマイシン、エタンブトール、リファンピシンなど)、および外科的治療の適応基準。