心電図検査においてST低下を示唆する所見から最も疑われる疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は1番
解説
心電図検査におけるST低下は、一過性の心筋虚血を反映する典型的な所見であり、労作時などの狭心症の発作時や負荷試験で観察される。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。心電図検査におけるST低下は、一過性の心筋虚血を反映する典型的な所見であり、労作時などの狭心症の発作時や負荷試験で観察される。
- 2. 心房細動の心電図では、P波が消失し、基線が小刻みに揺れる不規則なF波(細動波)が出現することが特徴である。
- 3. 高カリウム血症の心電図では、テント状T波(尖鋭化T波)やQRS波の幅の広がりなどが特徴的にみられる。
- 4. 心筋梗塞の急性期では、心筋の完全虚血(壊死)に伴い、ST部分が持続的に上ぐする『ST上昇』が特徴的な所見として現れる。
国試ポイント
心電図における「ST低下=心筋虚血(狭心症)」と「ST上昇=心筋梗塞」の対比は必須知識である。
覚え方
狭心症 = ST低下 ⇄ 心筋梗塞 = ST上昇
対になる知識
心電図変化の対比として、心筋虚血や狭心症の発作時には一過性のST低下が認められることが多く、急性心筋梗塞の超急性期から急性期にかけては特徴的なST上昇が出現する点が臨床的に重要である。
関連知識
狭心症は冠動脈の動脈硬化やスパズムによる一時的な血流不足で生じ、前胸部圧迫感や胸痛を主訴とする。安静やニトログリセリンの舌下投与により、通常は数分で症状が軽快するのが特徴である。