回復期リハビリテーションの内容として最も適切なのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
回復期リハビリテーションは、急性期治療を終え病状が安定した患者に対し、ADL(日常生活動作)能力の向上や社会復帰を目指して集中的なリハビリテーションを提供するものです。歩行能力の向上はADLの重要な要素であり、活動と参加の拡大に直結するため、回復期リハビリテーションの中心的な内容の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 就労支援は、回復期リハビリテーションの目標の一つである社会復帰のさらに先にある段階の支援であり、回復期リハビリテーションそのものの直接的な内容というよりは、回復期を経て安定した後に行われる、あるいは並行して検討される高次な活動支援です。 正しくは:就労支援は、回復期リハビリテーション後の社会復帰支援や地域生活支援の一環として行われるものです。回復期リハビリテーションの直接的な治療・訓練内容とは異なります。
- 2. 正解。歩行能力の向上は、移動能力の改善に直結し、ADLの自立度を高める上で極めて重要な要素です。回復期リハビリテーションでは、理学療法士を中心に集中的な歩行訓練が行われ、患者のQOL向上と社会参加の促進を目指します。
- 3. 人工呼吸器の離脱は、急性期における生命維持や病状安定のための治療であり、呼吸器からの離脱は急性期治療の目標です。回復期リハビリテーションは急性期を脱した後の機能回復を目指します。 正しくは:人工呼吸器の離脱は、急性期医療における呼吸管理の目標です。
- 4. 意識障害の覚醒促進は、主に急性期医療や脳神経外科的治療の範疇であり、生命の危機的状況を脱するための治療目標です。回復期リハビリテーションの段階では、意識レベルがある程度安定していることが前提となります。 正しくは:意識障害の覚醒促進は、急性期医療における神経学的管理の目標です。
国試ポイント
回復期リハビリテーションの目的と提供される内容を理解すること。特に、ADLの改善、QOLの向上、社会復帰が主な目標である点を覚える必要があります。急性期や維持期のリハビリテーションとの違いを明確に区別できるようにすることが重要です。
混同注意
回復期リハビリテーションと、急性期リハビリテーション、維持期リハビリテーションの目的と内容が混同されやすいです。急性期は生命維持と廃用症候群予防が中心であり、維持期は機能維持やQOL維持が目的です。回復期は機能回復と社会復帰が主眼です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、「回復期リハビリテーションの主な目的は何か」「どのような機能回復を目指すか」という視点から判断します。ADLやQOLの向上に直接結びつく機能訓練や生活指導が選択肢に含まれているかを確認します。
覚え方
次に同様の論点が出た場合、「回復期リハビリテーションの主な目的は何か」「どのような機能回復を目指すか」という視点から判断します。ADLやQOLの向上に直接結びつく機能訓練や生活指導が選択肢に含まれているかを確認します。
対になる知識
回復期リハビリテーションと、急性期リハビリテーション、維持期リハビリテーションの目的と内容が混同されやすいです。急性期は生命維持と廃用症候群予防が中心であり、維持期は機能維持やQOL維持が目的です。回復期は機能回復と社会復帰が主眼です。
関連知識
回復期リハビリテーション病棟の施設基準や対象疾患(脳血管疾患、脊髄損傷、大腿骨頸部骨折など)も関連知識として重要です。また、多職種連携(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーなど)によるチームアプローチが基本であることも理解しておくべきです。