「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」 本患者の脊髄節残存高位はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
脊髄損傷における残存高位の評価は、国際脊髄損傷機能分類(ASIA分類)に基づき、各脊髄節が支配する主要筋の徒手筋力テスト(MMT)の結果によって決定されます。この問題では、具体的な症例情報が提供されていませんが、一般的にC6の残存は手関節背屈筋(総指伸筋、長・短暸側手根伸筋)の筋力と関連が深く、C7は肘関節伸展筋(上腕三頭筋)と指伸筋の機能を示します。C8は指屈筋の機能であり、T1は小指外転筋の機能と対応します。問題の選択肢が全てC表記であることから、 cervical spinal cord injuryの残存高位を問うていると推測されます。もし具体的な情報があれば、その情報に基づいてより詳細な説明が可能です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。問題文に具体的な情報がないため詳細な説明はできませんが、選択肢1が正答である場合、提示された症例の情報がC6の機能を示唆する所見(例:手関節背屈の筋力が保たれているが、肘関節伸展の筋力が低下しているなど)であったと考えられます。
- 2. 問題文に具体的な情報がないため詳細な説明はできませんが、選択肢2が誤りである場合、提示された症例の機能がC7の機能(例:肘関節伸展が可能)を示唆していない、あるいはそれより上位の機能しか残存していないことを意味します。 正しくは:症例の主要筋の筋力評価に基づき、正確な脊髄節レベルを特定する。
- 3. 問題文に具体的な情報がないため詳細な説明はできませんが、選択肢3が誤りである場合、提示された症例の機能がC8の機能(例:指屈曲が可能)を示唆していない、あるいはそれより上位の機能しか残存していないことを意味します。 正しくは:症例の主要筋の筋力評価に基づき、正確な脊髄節レベルを特定する。
- 4. 問題文に具体的な情報がないため詳細な説明はできませんが、選択肢4が誤りである場合、提示された症例の機能がT1の機能(例:小指外転が可能)を示唆していない、あるいはそれより上位の機能しか残存していないことを意味します。 正しくは:症例の主要筋の筋力評価に基づき、正確な脊髄節レベルを特定する。
国試ポイント
脊髄損傷の残存高位判定は、ASIA分類における主要筋のMMTの結果と、それに該当する脊髄節レベルを正確に結びつけることが重要です。
混同注意
残存高位の判定と、完全損傷か不完全損傷かの判定を混同しやすいです。残存高位は運動機能と感覚機能の最尾側の正常レベルを指し、完全/不完全損傷の区別は、仙髄機能(S4-5)が保たれているかどうかで判断します。
次に同じ論点が出たら
次回同様の論点が出題された場合、まず問題文中の運動機能に関する記載(特に主要筋の筋力)と感覚機能に関する記載を確認し、それらをASIA分類の脊髄節別主要筋・支配領域と照合して判断します。
覚え方
次回同様の論点が出題された場合、まず問題文中の運動機能に関する記載(特に主要筋の筋力)と感覚機能に関する記載を確認し、それらをASIA分類の脊髄節別主要筋・支配領域と照合して判断します。
対になる知識
残存高位の判定と、完全損傷か不完全損傷かの判定を混同しやすいです。残存高位は運動機能と感覚機能の最尾側の正常レベルを指し、完全/不完全損傷の区別は、仙髄機能(S4-5)が保たれているかどうかで判断します。
関連知識
ASIA分類は、感覚レベル(軽触覚と針刺激覚)と運動レベル(主要筋のMMT)を用いて脊髄損傷の重症度とレベルを評価する国際的な基準です。運動レベルは、各上肢と下肢の10箇所の主要筋(左右各5箇所)のMMTによって決定されます。各レベルに対応する主要筋を暗記することが重要です。