陽中の陰の臓が剋する臓の生理作用はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
設問の「陽中の陰の臓」とは肝を指し、肝の生理作用は疏泄を主ります。疏泄作用は、気の巡りを調節し、血液運行や消化吸収、精神活動に深く関与しており、西洋医学の自律神経系や内分泌系の一部の機能に相当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。「陽中の陰の臓」は肝を指し、肝の主な生理作用は疏泄を主ることです。疏泄は、気の巡りをスムーズにし、血液運行、消化、精神活動などを調節する機能です。
- 2. 血を主るのは心または脾の生理作用の一部です。心は血脈を主り、脾は血を統します。肝は血を蔵しますが、「主る」という表現は適切ではありません。 正しくは:血脈を主るのは心、血を統するのは脾、血を蔵すのは肝。
- 3. 運化を主るのは脾の生理作用です。脾は飲食物を消化吸収し、全身に栄養を運ぶ重要な働きを担っています。 正しくは:運化を主るのは脾。
- 4. 水を主るのは腎の生理作用です。腎は水液代謝を調節し、尿の生成と排出に関与しています。 正しくは:水を主るのは腎。
国試ポイント
五臓六腑の分類、特に「陰陽の中の陰陽」の概念と、それぞれの臓腑の主要な生理作用を正確に覚えることが重要です。
混同注意
「陽中の陰の臓」や「陰中の陽の臓」といった概念は、一見複雑ですが、五臓と五行、そしてその機能と結びつけて理解することが重要です。肝は『木』に属し、生発・条達の特性を持つため、『陽中の陰』に分類されます。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合は、「陽中の陰の臓」がどの臓腑を指すかをまず特定し、その臓腑の代表的な生理作用を判断基準とします。
覚え方
同様の論点が出題された場合は、「陽中の陰の臓」がどの臓腑を指すかをまず特定し、その臓腑の代表的な生理作用を判断基準とします。
対になる知識
「陽中の陰の臓」や「陰中の陽の臓」といった概念は、一見複雑ですが、五臓と五行、そしてその機能と結びつけて理解することが重要です。肝は『木』に属し、生発・条達の特性を持つため、『陽中の陰』に分類されます。
関連知識
五臓の陰陽属性と主な生理作用は以下の通りです。肝(陽中の陰):疏泄を主る、血を蔵す。心(陽中の陽):血脈を主る、神を蔵す。脾(陰中の陰):運化を主る、血を統す。肺(陰中の陽):気を主る、宣発粛降を主る。腎(陰中の陰):精を蔵す、水液を主る。