胃に関する記述について正しいものはどれか。
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正解は4番
解説
胃の小弯側には肝臓と胃を結ぶ小網が付着し、大弯側には大網が垂れ下がっている。小網は肝胃靭帯および肝十二指腸靭帯から構成される腹膜の二重層であり、この解剖学的付着関係は正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 塩酸は壁細胞(オキシント細胞)から分泌される。主細胞から分泌されるのはペプシノゲンであるため誤りである。
- 2. 幽門括約筋は胃から十二指腸への内容物の排出を調節し、逆流を防ぐ働きを持つため誤りである。
- 3. 噴門部には解剖学的な括約筋は存在せず、下部食道括約筋などの生理的括約機構によるため誤りである。
- 4. 正解。胃の小弯側には肝臓と胃を結ぶ小網が付着し、大弯側には大網が垂れ下がっている。小網は肝胃靭帯および肝十二指腸靭帯から構成される腹膜の二重層であり、この解剖学的付着関係は正しい。
国試ポイント
胃底腺の細胞分泌物(主細胞=ペプシノゲン、壁細胞=塩酸)と、大網・小弯の付着構造の組合せが国家試験で繰り返し問われる。
覚え方
壁は塩酸(へき・えんさん)、主はペプシノゲン(しゅ・ぺぷ)。
対になる知識
胃腺を構成する細胞と分泌物の組み合わせとして、塩酸や内因子を分泌する壁細胞、ペプシノゲンを分泌する主細胞、粘液を分泌する副細胞の機能をそれぞれ対比させて覚えることが重要である。
関連知識
胃は上腹部の左側に位置する消化管の膨大部であり、噴門から幽門へと続く。幽門部には平滑筋が肥厚した幽門括約筋が存在し、胃内容物が十二指腸へ送出される際に調節弁として機能している。