胃の構造について正しい記述はどれか。
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正解は1番
解説
胃底腺には主細胞、壁細胞、副細胞などが存在する。主細胞からはペプシノゲンの前駆体が分泌され、壁細胞からは塩酸や内因子が分泌される。胃酸はタンパク質の変性やペプシノゲンの活性化、殺菌作用を担うため生理的に極めて重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。胃底腺には主細胞、壁細胞、副細胞などが存在する。主細胞からはペプシノゲンの前駆体が分泌され、壁細胞からは塩酸や内因子が分泌される。胃酸はタンパク質の変性やペプシノゲンの活性化、殺菌作用を担うため生理的に極めて重要である。
- 2. これは誤り。小弯には小網が付着する。大網は胃の大弯から起こり、横行結腸などを垂れ下がるように覆う腹膜のひだである。
- 3. これは誤り。噴門部には明確な解剖学的括約筋は存在せず、下部食道括約筋などの生理的括約作用によって胃内容物の逆流を防ぐ。幽門部には発達した幽門括約筋が存在する。
- 4. これは誤り。胃底部は胃の上方に位置し、通常は胃泡として空気やガスが貯留する。胃の下方にあるのは幽門部や胃体遠位部である。
国試ポイント
壁細胞からの塩酸分泌、主細胞からのペプシノゲン分泌、噴門部と幽門部の解剖学的構造の違いは頻出である。
覚え方
「カベ(壁)はサン(酸)を出す」
対になる知識
胃底腺における細胞ごとの分泌物の違いとして、主細胞はペプシノゲンを分泌し、壁細胞は塩酸および内因子を分泌する。また、噴門部や幽門部の構造とあわせて、内分泌・外分泌機能を整理しておくことが重要である。
関連知識
胃の壁は粘膜、粘膜下組織、筋層、漿膜の4層からなり、筋層は内斜・中環・外縦の3層構造という消化管の中でも特殊な配列を示す。また、小弯側に小網が、大弯側に大網が付着する腹膜との位置関係も頻出事項である。