腰椎椎間板ヘルニアによるL5神経根障害において、罹患高位のデルマトーム上に刺鍼を行う際、最も適切な経穴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
L5神経根は下腿外側から足背内側にかけてのデルマトームを支配しており、条口(胃経)は下腿外側に位置するため、L5神経根障害による罹患高位のデルマトーム上に刺鍼を行う際、最も適切な経穴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 伏兎(胃経)は大腿前面に位置し、L2〜L4デルマトームに関連が深いため、L5神経根障害のデルマトームとは異なる。 正しくは:L2〜L4神経根障害のデルマトーム高位の場合に考慮される。
- 2. 地機(脾経)は下腿内側に位置し、L4神経根障害のデルマトームに関連が深いため、L5神経根障害のデルマトームとは異なる。 正しくは:L4神経根障害のデルマトーム高位の場合に考慮される。
- 3. 正解。条口(胃経)は下腿外側に位置し、L5神経根のデルマトーム(下腿外側から足背内側)に属するため、L5神経根障害において最も適切な経穴である。
- 4. 金門(膀胱経)は足関節外側、踵骨前外方に位置し、S1神経根のデルマトーム(下腿後外側から足底外側)に関連が深いため、L5神経根障害のデルマトームとは異なる。 正しくは:S1神経根障害のデルマトーム高位の場合に考慮される。
国試ポイント
腰椎椎間板ヘルニアにおける神経根症状のデルマトームと、そのデルマトームに属する経穴の関係を理解することが重要である。
混同注意
各神経根のデルマトームと筋力低下の対応、および各経穴の局所解剖学的部位を正確に覚える必要がある。特にL4、L5、S1神経根の鑑別が問われやすい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず問題文から罹患神経根を特定し、その神経根の支配領域(デルマトーム)を想起する。次に、選択肢の経穴がどのデルマトームに位置するかを判断して選択する。
覚え方
同様の問題が出題された場合、まず問題文から罹患神経根を特定し、その神経根の支配領域(デルマトーム)を想起する。次に、選択肢の経穴がどのデルマトームに位置するかを判断して選択する。
対になる知識
各神経根のデルマトームと筋力低下の対応、および各経穴の局所解剖学的部位を正確に覚える必要がある。特にL4、L5、S1神経根の鑑別が問われやすい。
関連知識
L4神経根障害: 膝蓋腱反射低下、下腿内側デルマトーム。S1神経根障害: アキレス腱反射低下、下腿後外側から足底外側デルマトーム。各神経根障害で出現しやすい運動麻痺(例: L5で足関節背屈力低下、S1で足関節底屈力低下)も併せて覚える。