腎に蔵される先天の精から化生し、三焦を介して全身の臓腑や経絡に輸布される気の名称はどれか。
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正解は1番
解説
原気は、腎に蔵される先天の精を根本として化生する。生命活動の原動力であり、三焦を通り道として全身の五臓六腑や経絡にゆきわたり、各組織の機能を推動・温煦する。難経において原気は「三焦の原使」とされ、生命の根源的なエネルギー源として極めて重要な位置づけを持つ気の分類である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。原気は、腎に蔵される先天の精を根本として化生する。生命活動の原動力であり、三焦を通り道として全身の五臓六腑や経絡にゆきわたり、各組織の機能を推動・温煦する。難経において原気は「三焦の原使」とされ、生命の根源的なエネルギー源として極めて重要な位置づけを持つ気の分類である。
- 2. 元陽は命門の火を指し、温煦作用を持つ陽気の側面を強調した表現で、三焦を介して全身に輸布される気の名称とは異なる。
- 3. 真気は全身に分布する気全体の総称であり、先天の精から化生して三焦を通る気としての固有の名称ではない。
- 4. 祖気は宗気の別名であり、胸中に集まって心肺の機能を支える気であり、先天の精を由来とする原気とは異なる。
国試ポイント
原気の由来(先天の精)と通路(三焦)、および宗気・営気・衛気との違いを問う問題が国家試験で頻出。
覚え方
原気=先天の精+三焦通路 ⇄ 宗気=胸中・呼吸循環 ⇄ 営気=脈中・栄養 ⇄ 衛気=脈外・防御
対になる知識
宗気は胸中にあり呼吸と血液循環を促進し、営気は脈中を運行し全身を栄養し、衛気は脈外を運行し体表を温め防御する。これに対し原気は腎に宿り生命活動の根源となり、三焦を介して全身の臓腑や経絡にめぐりわたるという違いがある。
関連知識
三焦は気の昇降出入の通路であり、同時に原気が全身をめぐるための原動力の通路としても機能する。原気は先天の精から化生され、五臓六腑の機能活動のすべての原動力となるため、生命維持において極めて重要な役割を果たしている。