体重増加への強い恐怖から極端な摂食制限を行い、著しいやせをきたす精神疾患はどれか。
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正解は1番
解説
神経性やせ症は、食事制限や過剰な運動等により極端な体重減少をきたす摂食障害の一つである。特徴的な病態として、自身の体型や体重に対する歪んだ認知があり、肥満に対する強い恐怖心から食事摂取を拒絶する。身体的には無月経、低血圧、徐脈、電解質異常などが生じ、重篤な場合は死に至ることもある精神疾患であるため、選択肢1が正答となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。神経性やせ症は、食事制限や過剰な運動等により極端な体重減少をきたす摂食障害の一つである。特徴的な病態として、自身の体型や体重に対する歪んだ認知があり、肥満に対する強い恐怖心から食事摂取を拒絶する。身体的には無月経、低血圧、徐脈、電解質異常などが生じ、重篤な場合は死に至ることもある精神疾患であるため、選択肢1が正答となる。
- 2. ホルモン分泌の低下による代謝低下を主病態とする内分泌疾患であり、精神疾患ではない。
- 3. これは血中のLDLコレステロールやトリグリセリドが高値、あるいはHDLコレステロールが低値を示す代謝異常であり、本問の極端なやせをきたす精神疾患とは病態が異なる。
- 4. これは腫瘍の増殖に伴う悪液質により体重減少をきたすことがあるが、体重増加への強い恐怖に基づく極端な摂食制限を特徴とする本疾患の定義とは合致しない。
国試ポイント
神経性やせ症(拒食症)の特徴である「強い肥満恐怖」と「著しい低体重」の組み合わせが問われる。他疾患との体重増減の違いに注意する。
覚え方
拒食(きょしょく)でやせる、神経性やせ症
対になる知識
体重の著しい変動を伴う疾患として、甲状腺機能低下症や肥満症では体重増加がみられ、一方で神経性やせ症、甲状腺機能亢進症、初期の糖尿病などでは著しい体重減少やるい痩が認められる。
関連知識
神経性やせ症は思春期から青年期の女性に好発する摂食障害である。客観的に著しいやせの状態にあるにもかかわらず、自身の体型に対する歪んだ認知(ボディ・イメージの歪み)や肥満への強い恐怖心を持つことが特徴である。