血について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
血は脈中を循行し、臓腑や全身組織に栄養と滋潤をもたらすとともに、脳髄にも上昇して精神活動を正常に維持する作用がある。血が不足すると、精神不安や不眠といった症状が現れる。
選択肢ごとの解説
- 1. 宗気は水穀の精微と自然界の清気から生成され、呼吸や心拍を支配し、血脈の運行を推動するが、血自体を構成するものではない。 正しくは:宗気は血の運行を推動する。
- 2. 正解。血は脳髄を充養し、精神活動の物質的基礎となる。血が不足すると、不眠、多夢、精神不安などが現れることから、精神活動を正常に維持する作用がある。
- 3. 血は脈中を循行し、全身に分布する。脈外をめぐるのは津液や衛気の作用である。 正しくは:血は脈中をめぐり全身に分布する。
- 4. 生命活動を維持する精微物質であるという記述は正しいが、これは「精」の定義であり、特に腎精がこの働きを担う。血も精微物質ではあるが、より直接的な精の定義と異なる。 正しくは:血は生命活動を維持する精微物質である。
国試ポイント
中医学における「血」の生理作用と病理変化を理解すること。
混同注意
気、津液、精といった他の精微物質との区別を明確にすること。特に「気」との関係性(気は血の帥、血は気の母)は重要。
次に同じ論点が出たら
「血」の作用を問う問題では、精神活動の維持、栄養滋潤、脈中運行の3点に着目して判断する。
覚え方
「血」の作用を問う問題では、精神活動の維持、栄養滋潤、脈中運行の3点に着目して判断する。
対になる知識
気、津液、精といった他の精微物質との区別を明確にすること。特に「気」との関係性(気は血の帥、血は気の母)は重要。
関連知識
血の生成(脾胃の運化、腎精の化生、営気の変化)、貯蔵(肝)、運行(心、肺)、主要な生理作用(栄養滋潤、精神活動維持)。血虚、血瘀、出血といった病理。