重大な疾病に罹患しているのではないかと過剰に恐れ、医学的検査で異常がないと説明されてもその確信を改めない精神障害はどれか。
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正解は4番
解説
心気症は、身体の器質的異常がないにもかかわらず、些細な症状を重大な疾患の表れだと過剰に確信し、検査で否定されても安心できずに医療機関を受診し続ける特徴を持つ精神疾患である。
選択肢ごとの解説
- 1. 神経学的検査で説明できない運動麻痺や感覚障害などの身体症状が現れる疾患であり、病気への恐怖の確信を主徴とはしない。
- 2. 苦痛を伴う身体症状と、それに対する過度な思考や不安、行動が特徴であるが、特定の重大な疾病への恐怖に固執するものではない。
- 3. 不合理な考えやイメージが頭から離れず(強迫観念)、それを打ち消すために特定の行為を繰り返す(強迫行為)疾患である。
- 4. 正解。心気症は、身体の器質的異常がないにもかかわらず、些細な症状を重大な疾患の表れだと過剰に確信し、検査で否定されても安心できずに医療機関を受診し続ける特徴を持つ精神疾患である。
国試ポイント
心気症の定義として「些細な身体症状を重大な病気と確信し、医学的な説明を受け入れない」というキーワードがそのまま問われることが多い。
覚え方
心気・深刻な病気・信じない
対になる知識
心気症:重大な病気への過度な確信・執拗な訴え / 身体症状症:複数の身体症状とそれに伴う過度な不安や行動 / 転換症:心理的ストレスの身体症状(運動・感覚障害など)への変換
関連知識
心気症の患者は医師の診察や検査を頻回に求めるドクターショッピングに陥りやすい。医学的検査で異常がないことを伝えても安心感を得られにくく、精神療法や薬物療法(抗うつ薬など)の併用が検討される。