顔面神経支配の筋にある経穴の部位はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
顔面神経(第VII脳神経)は表情筋を支配します。選択肢2の「外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部」は、顔面神経が走行し、表情筋の一つである大頬骨筋や小頬骨筋が存在する部位であり、顔面神経麻痺の治療点としても重要であるため、顔面神経支配の筋にある経穴の部位として適切です。この部位には、経穴では顴髎(かんりょう)などが位置します。
選択肢ごとの解説
- 1. 頬骨弓中央の上際の陥凹部は、上関(じょうかん)などの経穴が位置し、咬筋上部や側頭筋前縁と関連しますが、主に三叉神経支配の咀嚼筋に関連する部位であり、顔面神経支配筋の直接的な部位ではありません。 正しくは:この部位は主に咀嚼筋や側頭筋に関連し、三叉神経支配筋の経穴が多い。
- 2. 正解。外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部は、顴髎(かんりょう)の部位であり、大頬骨筋や小頬骨筋などの表情筋が位置し、これらは顔面神経によって支配されています。そのため、顔面神経支配の筋にある経穴として適切です。
- 3. 珠間切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部は、聴宮(ちょうきゅう)の部位にあたります。この部位は、主に顎関節や咀嚼筋(外側翼突筋など)に関連し、三叉神経の支配領域です。顔面神経支配の筋の部位ではありません。 正しくは:この部位は主に顎関節や咀嚼筋に関連し、三叉神経支配の経穴である。
- 4. 耳珠上の切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部は、耳門(じもん)の部位にあたります。この部位も、主に顎関節や咀嚼筋に関連し、三叉神経の支配領域です。顔面神経支配の筋の部位ではありません。 正しくは:この部位は主に顎関節や咀嚼筋に関連し、三叉神経支配の経穴である。
国試ポイント
顔面神経の走行と支配筋、および関連する主要な経穴の位置を正確に覚えることが重要です。特に顔面神経麻痺に関連する経穴は頻出です。
混同注意
咀嚼筋(三叉神経支配)と表情筋(顔面神経支配)の区別。顔面部の様々な陥凹部には多くの経穴が集中しており、それぞれの特徴を把握する必要があります。
次に同じ論点が出たら
顔面神経支配の筋にある経穴を問われた場合、表情筋の走行と重なる部位、特に顔面神経麻痺の際に刺激されることが多い経穴(例:四白、顴髎、地倉、頰車上縁など)が含まれる選択肢を選ぶ。
覚え方
顔面神経支配の筋にある経穴を問われた場合、表情筋の走行と重なる部位、特に顔面神経麻痺の際に刺激されることが多い経穴(例:四白、顴髎、地倉、頰車上縁など)が含まれる選択肢を選ぶ。
対になる知識
咀嚼筋(三叉神経支配)と表情筋(顔面神経支配)の区別。顔面部の様々な陥凹部には多くの経穴が集中しており、それぞれの特徴を把握する必要があります。
関連知識
顔面神経は唾液腺(顎下腺、舌下腺)の分泌、涙腺の分泌、味覚(舌の前2/3)にも関与します。顔面神経麻痺の鑑別診断や治療には、顔面神経の各枝の走行と支配筋、および隣接する神経・血管・筋・骨構造の解剖学的知識が不可欠です。顔面神経麻痺では、口角の麻痺だけでなく、眼瞼閉鎖不全や額のしわ寄せができなくなるなどの症状を伴います。