一過性脳虚血発作(TIA)の特徴について正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
一過性脳虚血発作(TIA)は、一過性の脳血流障害によって片麻痺や失語などの局所神経症状が出現し、通常24時間以内(多くは数分から数時間)に完全に消失する病態である。
選択肢ごとの解説
- 1. 脳組織の壊死を伴うのは脳梗塞である。TIAは可逆的な血流低下であり、原則として組織壊死を伴わない。
- 2. TIAでは原則として画像検査で明らかな責任梗塞巣は認められない(ただしMRI拡散強調画像で微小な高信号が検出されることもある)。
- 3. 正解。一過性脳虚血発作(TIA)は、一過性の脳血流障害によって片麻痺や失語などの局所神経症状が出現し、通常24時間以内(多くは数分から数時間)に完全に消失する病態である。
- 4. TIAは「脳梗塞の前触れ(警告発作)」であり、発症直後から数日以内に本格的な脳梗塞を発症するリスクが非常に高い。
国試ポイント
「症状が24時間以内に消失すること」「脳梗塞の前兆として緊急性が高いこと」が国試の定番知識である。
覚え方
TIAはティア(tear=涙)のように「すぐ消える」一過性の発作。
対になる知識
一過性脳虚血発作(TIA)は神経症状が通常24時間以内に完全に消失し、永続的な脳組織の壊死を伴わない。これに対し、脳梗塞では神経症状が24時間以上持続し、画像検査や病理学的に明確な脳組織の壊死巣が確認される。
関連知識
一過性脳虚血発作(TIA)の症状には、一過性の片麻痺、片側顔面麻痺、一過性黒内障、構音障害、失語などがある。症状が速やかに消失しても脳梗塞の強力な前駆症状であるため、早期の精密検査と医療介入が極めて重要視される。