母指と示指で艾炷を覆い、ゆっくり八分目で消火する灸法はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
知熱灸は、艾炷が皮膚に接触し、熱刺激が心地よいと感じる八分目(約8割)の熱感で艾炷を取り除く灸法です。母指と示指で艾炷を覆い、熱感を調整しながら行うため、問題文の記述と合致します。これにより、皮膚に熱傷を残さずに温熱刺激を与え、経絡の疎通や気血の巡りを改善します。
選択肢ごとの解説
- 1. 透熱灸は、艾炷が燃え尽きる直前に皮膚から離し、軽く皮膚を赤くする程度の熱量で施灸する直接灸の一種です。問題文にある「母指と示指で艾炷を覆い、ゆっくり八分目で消火する」という操作とは異なります。 正しくは:艾炷が燃え尽きる直前に離し、軽度の熱刺激を与える灸法。
- 2. 焦灼灸は、艾炷を燃やし切り、皮膚に瘢痕を残すほど強い熱刺激を与える直接灸の一種です。問題文の「ゆっくり八分目で消火する」という、熱傷を避けるような操作とは大きく異なります。 正しくは:艾炷を燃やし切り、皮膚に瘢痕を残すほど強い熱刺激を与える灸法。
- 3. 打膿灸は、艾炷を燃やし切り、施灸部に水疱や膿を形成させることを目的とした直接灸の一種です。問題文の記述は、皮膚に熱傷を残さないことを目的とした操作であり、打膿灸の目的とは異なります。 正しくは:艾炷を燃やし切り、施灸部に水疱や膿を形成させる灸法。
- 4. 正解。知熱灸は、艾炷を燃焼させ、熱感が「心地よい」と感じる八分目(八割程度)の熱量で艾炷を取り除く灸法です。この際、術者が母指と示指で艾炷を覆い、熱感を調整しながら行います。問題文の「母指と示指で艾炷を覆い、ゆっくり八分目で消火する」という記述と完全に合致します。
国試ポイント
灸の種類とその特徴・適応を正確に理解し、特に熱加減や操作方法による分類を覚える。
混同注意
透熱灸と知熱灸はともに施灸後の熱傷を最小限に抑えることを目的としますが、熱感の程度で判断することが重要です。
次に同じ論点が出たら
「母指と示指で艾炷を覆い」「ゆっくり八分目で消火」という記述があれば、熱刺激の調整と熱感を重視する知熱灸を判断基準とする。
覚え方
「母指と示指で艾炷を覆い」「ゆっくり八分目で消火」という記述があれば、熱刺激の調整と熱感を重視する知熱灸を判断基準とする。
対になる知識
透熱灸と知熱灸はともに施灸後の熱傷を最小限に抑えることを目的としますが、熱感の程度で判断することが重要です。
関連知識
灸法には、直接灸と間接灸の分類があり、知熱灸は直接灸の一種です。また、施灸回数や大きさ、熱刺激の強さによっても様々な灸法が存在します(例:打膿灸、焦灼灸、透熱灸など)。