艾について誤っているのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
シネオール(1,8-シネオール)は、艾(ヨモギ)に含まれる主要な精油成分であり、その化学構造は線維とは全く異なるテルペン系の有機化合物です。線維様物質は通常、植物の細胞壁を構成するセルロースのような高分子物質を指しますが、シネオールは芳香を持ち、薬理作用を示す低分子化合物であるため、線維様物質であるという記述は誤りです。
選択肢ごとの解説
- 1. ヨモギの葉の裏面には、絨毛(毛茸)が密生しており、これが艾の主成分となる。
- 2. 良質な艾は、ヨモギの葉の裏面にある白い毛茸(絨毛)部分から精製される。この毛茸に薬効成分や燃焼に適した成分が多く含まれる。
- 3. ヨモギの葉の腺毛(柄細胞や頭部細胞)には、シネオールなどの揮発性の精油が貯蔵されており、これが艾の香りや薬理作用に関与する。
- 4. 正解。シネオールは、ヨモギの精油成分の一つであり、テルペン系の有機化合物である。線維様物質(例: セルロース)とは化学構造が全く異なるため、この記述は誤りである。 正しくは:シネオールは揮発性の精油成分である。
国試ポイント
艾の主要成分であるシネオールの化学的性質と、艾の原料であるヨモギの葉の構造(毛茸、柄細胞)について理解する。
混同注意
シネオールは精油成分であり、植物の線維とは全く異なる物質である。精油成分は揮発性で芳香を持ち、線維は構造支持性を持つ。
次に同じ論点が出たら
艾の成分に関する問題では、それがどのような種類の物質であるか(精油、線維、色素など)を明確に区別して判断する。
覚え方
艾の成分に関する問題では、それがどのような種類の物質であるか(精油、線維、色素など)を明確に区別して判断する。
対になる知識
シネオールは精油成分であり、植物の線維とは全く異なる物質である。精油成分は揮発性で芳香を持ち、線維は構造支持性を持つ。
関連知識
艾の薬理作用(温熱作用、鎮痛作用、抗菌作用など)には、シネオールなどの精油成分が関与している。良質な艾は、葉の裏面の毛茸から精製される。