脳血管障害により左大脳半球の言語野が損傷された際、最も高頻度にみられる症状はどれか。
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正解は1番
解説
大多数の人において、言語中枢(ブローカ野・ウェルニッケ野)は左大脳半球に存在する。そのため、左半球の脳血管障害では言葉の理解や表出に障害をきたす「失語症」が高頻度で生じる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。大多数の人において、言語中枢(ブローカ野・ウェルニッケ野)は左大脳半球に存在する。そのため、左半球の脳血管障害では言葉の理解や表出に障害をきたす「失語症」が高頻度で生じる。
- 2. 失行は運動麻痺がないにもかかわらず目的に合った動作ができない状態であり、言語野の障害による直接的な主症状ではない。
- 3. 半側空間無視は右大脳半球(特に頭頂葉など)の損傷でより顕著かつ高頻度に見られる空間認知障害である。
- 4. 失調症は小脳やその伝導路の障害によって生じる運動協調障害であり、大脳半球の言語野損傷の主症状ではない。
国試ポイント
左大脳半球=言語中枢(失語症)、右大脳半球=空間認知(半側空間無視)という左右差の基本知識が問われる。
覚え方
「左」=「言(げん=言語・失語)」、右=空間。
対になる知識
左大脳半球(優位半球)の言語野が損傷された場合には、ブローカ失語やウェルニッケ失語などの失語症が高頻度にみられ、通常は対側の右半身麻痺を伴う。これに対し、右大脳半球(劣位半球)の損傷では、半側空間無視や構成障害などの高次脳機能障害が目立つことが多い。
関連知識
失語症は言語の理解や表出が障害される高次脳機能障害であり、運動性(表出性)のブローカ失語と、感覚性(受容性)のウェルニッケ失語に大別される。これは発語筋の運動麻痺そのものである構音障害とは明確に区別される。